自分に厳しい判断を下すことをやめたいなら、他者に対してもやめるべきだ。
by ラス・ハリス
あなたは、他人を批判したり攻撃したりしていませんか?
タイトルの言葉は、イギリスの医師で心理療法士のラス・ハリス氏の言葉です。
もしも自分に厳しい判断を下すことをやめたいなら、他人を強く批判したり非難することもやめるべきだと述べた深いメッセージですね。
私たちは、過ちを犯したり、失敗してしまった人を見ると、その人をつい非難したり、批判することがあります。
そうすることで、自分を優位に立とうとしたり、他人を貶めようとするわけです。
しかし、もしも自分が失敗したり、過ちを犯してしまい、周りの人たちからひどい言葉を浴びせられたとしたら、どんな気持ちになるでしょうか?
決して穏やかな気持ちではいられないはずです。
もしも自分がされて嫌なことを、他人に対してやっているとすれば、それは自分本位で身勝手な人間ということになります。
相手が悪い人間、ダメな人間だから攻撃したんだと言うのは、単なる言い訳に過ぎず、正当な理由になるはずがありません。
なぜなら、相手が悪いとかダメだというのは、自分の勝手な解釈であり、真実とは限らないからです。
また、あなたは人を非難できるほど、立派で尊敬されるべき人間なのでしょうか?
人を批判したり非難するという人が、立派で信頼されるべき人間のはずがありません。
本当に立派な人は、何も言わないのです。
人は皆、感情を持ち、プライドを持って生きています。
誰もが平穏に、幸せに生きていく権利があります。
他人の失敗や過ちを見て、強く非難したり、悪口を言うようなことはやめましょう。
あなた自身も、失敗や過ちを犯してしまうことはあるでしょうし、他人から攻撃されたら、深く傷ついてしまうはずです。
自分がされて嫌なことは他人にもしないというのは、至極当然のあるべき姿です。
常に意識しながら、今後も生きていきましょう。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、他人に対して厳しい態度をとるのはやめましょう。
例えば、自分が真面目に取り組んでいるにもかかわらず、他人が不真面目な行動をとっているのを見ると、つい強く非難したくなるものですが、そんな言動はしない方が良いのです。
自分は自分、他人は他人と割り切って、自分のやるべきことを一生懸命に実行すれば良いのであって、他人の行動に不満を持つ必要なんてないのです。
自分にも他人にも優しい人間であり続けて、今後も生きていきたいものですね。