もしこの世が喜びばかりの世界なら、勇気や忍耐を学ぶことはできないでしょう。
by ヘレン・ケラー
あなたは、悲しみやつらさに打ちひしがれてはいませんか?
タイトルの言葉は、アメリカの作家で社会福祉活動家 ヘレン・ケラーの言葉です。
盲聾唖者として強く生きたのみならず、数多くの社会福祉活動に貢献した彼女の力強い深いメッセージですね。
私たちは人生の中でいろんな経験をしながら生きていくわけですが、嬉しいことや喜ばしいことばかりではありませんよね。
つらいことや悲しい出来事に見舞われることもたくさんあり、むしろその方が多いと思う人も多いかもしれません。
人生とはそういうものだとわかっているつもりでも、この世が喜びばかりだとどんなに良いかと考えたことがある人もきっといるはずです。
しかし、もしもこの世が喜びにあふれ、つらいこと、悲しいことが全くない世界だったとしたら、それはそれで居心地が良い世界とは言えないかもしれません。
もしも何をしても喜びしか味わえないとすれば、私たちは努力しようとか、勇気を出して行動しようとか誰も考えず、堕落した世界になってしまいます。
毎日、遊び呆けていても喜びしか感じないのですから、人間の心は努力しようなどと考えなくなってしまうのは当然のことです。
したがって、この世に悲しい出来事、つらい出来事が起こることは自然の摂理であり、至極当然のことなのです。
努力したり、勇気を出して行動すれば、それが成功へとつながり、報われる世界だからこそ、私たちは豊かになったり、充実した生活を送ることができるというわけです。
つらいこと、悲しいことがあるということは、あなたが一生懸命に生きている証でもあります。
決してくじけることなく、前向きな気持ちになって生きていかなければならないのです。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をしていると、あまり喜びを感じることは少なく、もしかしたらつらい気持ちやもどかしい気持ちになってしまうことが多いかもしれません。
SDGsは、未来の地球と人類のための行動であり、困難な課題に果敢に挑戦しているわけで、思いどおりにいかないことがあっても仕方ありません。
むしろ、活動していて、喜びを感じることばかりだとしたら、その方が異常と言えるでしょう。
つらくて苦しい思いをしてまで続ける必要はありませんが、少しの勇気と忍耐で目標達成ができると信じて、日々の継続が大切だということを意識しながら、今後も活動を続けていきましょう。