不安とリラックスを同時には体験できない。
by ジョセフ・ウォルピ
あなたは不安な気持ちのとき、どうしていますか?
タイトルの言葉は、南アフリカの精神科医 ジョセフ・ウォルピの言葉です。
不安とリラックスは同時には体験できないのだと、至極当然のことながらも私たちの心構えとして大切な深いメッセージですね。
私たちは人生の中で不安な状態になることがありますよね。
「こうなってほしくない」という未来への不安だったり、「もしもこうなったらどうしよう」と思う恐れだったり、不安になってしまうことが人生の中ではよくあります。
そして、こんな不安な心の状態のときは、人は決して心がリラックスできていないときだと気付かされます。
不安な状態のときは常にストレスを抱え、何かに怯えている状態であり、リラックスしながら不安を抱えるなんてことはできないのです。
これは至極当然のことではありますが、人が不安な状態のときにはつい忘れてしまいがちになります。
したがって、不安な状態を解消するためには、どうすれば良いかを考え直すチャンスともいえるわけです。
つまり、不安を解消するにはリラックスできることを実践すれば良いのです。
なぜなら不安とリラックスは同時並行で体験することはできないからです。
不安なときは、リラックスできること、例えばゆっくり休むとか、入浴するとか、美味しいものを食べるとか、趣味を楽しむなどをして、気持ちを切り替えることが大事なのです。
リラックスできることを実践すれば、一時的だとしても不安なことを忘れることができるはずです。
たとえ一時的だとしても、不安を忘れることが大事なのです。
一時的に不安なことを忘れることで、その後、「たいしたことではない」と思えたり、「悩んでも仕方ないことだ」と開き直って、心が癒やされることも多いはずです。
私たちにとって大切なのは、不安なことを深刻に考えすぎて、仕事や生活に支障が出てしまうことです。
不安なことがあるのは人生において仕方のないことだとしても、それに押し潰されるようなことがあっては大変です。
いろんなことがあるのが人生です。
常に気持ちを切り替え、リラックスしたり、楽しめることを経験しながら、人生を送りたいものですね。