真の知恵とはたった一つしかない。それは自分の無知を自覚することである。
by ソクラテス
あなたは、自分が無知だと自覚していますか?
タイトルの言葉は、古代ギリシャの哲学者 ソクラテスの言葉です。
本当の知恵とは、自分が無知であることを自覚していることだと述べた深いメッセージですね。
私たちの周りには、頭の良い人、知恵のある人がいますよね。
ある人を見て、「あの人は頭が良い人だ」とか「あの人は何でも知っていて知恵がある」などと、誰かのことを褒めることがあります。
そういった頭の良い人がいることを否定するわけではありませんし、そんなふうに褒めてもらえる人は、よく勉強していたり、努力をしているのだと思います。
古代ギリシャの哲学者 ソクラテスは、本当に知恵がある人というのは、自分が無知であることを自覚している人だと述べています。
無知を自覚している人が知恵がある人だというのは、一見すると矛盾するように感じられるかもしれませんが、決してそうではありません。
本当に知恵がある人というのは、自分は何でも知っている人間だとは自覚していないはずなのです。
自分はまだまだ無知なのだと自覚している人こそ、本当に知恵ある人なのです。
無知、つまり知らないことがたくさんあるということは、そのことを調べたり勉強したりします。
すると、また知識が増えて、ますます頭が良くなるということにつながります。
自分は何でも知っていると思い込んでいる人は、学んだり、調べたりすることもなく、それ以上努力しようとはしません。
だから、それ以上知識が増えることもありませんし、頭が良くなることもないというわけです。
周りから「頭が良い人だ」と思われている人は、きっと普段からいろんな勉強をしたり、知識を増やしたりして、努力しているはずです。
常に探究心を持ち、もっと知識を増やそうと努力しているからこそ、知恵がある人となれるのです。
私たちも、常に学び続けていくという意識を忘れずに、生きていきたいものですね。
SDGsは、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をするということも、日々学び続けていくことが多いことと思います。
目標達成を果たすためには、知恵や工夫が欠かせませんし、日々努力を続けていくことが必要となることは当然のことです。
自分はまだまだ知識不足だという意識を持ち、日々学び続けながら、今後も活動を続けていきましょう。
