自分の将来にどんな知識が必要になるかはだれにもわからない。
by 奥山清行
あなたは今、どんなことを学んでいますか?
タイトルの言葉は、工業デザイナーの奥山清行氏の言葉です。
私たちは子供の頃から学び続けてきたわけですが、どんな知識が必要になるかなんて、誰にもわからないものだと述べた深いメッセージですね。
私たちは子供の頃から学校に通い、勉強してきたわけですが、その多くの学びの中で、大人になってから使わない知識も数多くあります。
言葉や文字を覚えたり、簡単な計算をする能力は、社会人として最低限の知識として役に立っているわけですが、中学や高校で学んだ数学や物理の知識が、大人になってから何かの役に立ったかと問われれば、まったく日常生活や仕事で活用したことがないというのが実情です。
しかし、私たちが学び続けるのは、いつ自分の将来に役に立つかわからないからこそ、学んでいるのです。
数学や物理について、将来、役に立つとは思えないことであっても、学ぶことには意味があるのです。
数学や物理で学んだことが直接、具体的に役に立つことはなくても、その学びの過程や仕組み、考え方などが身につくことで、仕事や日常生活の一つの知恵として活かせることもあるのです。
それは自分が無意識のうちに、自分の生き方に活かせていることも多いのです。
学んだことは、すべてを覚えているわけではなく、忘れてしまう知識もたくさんありますが、知らず知らずのうちに身についている知識や能力を私たちは数多く持っていることも事実としてあります。
それは、自分が学んできたことが決して無駄ではなく、何かの行動のときに、自然とそれが現れて出てくることもあるのです。
私たちは、大人になっても、学び続けなければならないわけですが、学ぶことの尊さ、重要さを常に認識し、これからも学び続けようとする意識を持ち続けていきたいものですね。
SDGsは、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動を通じて、私たちは学び続けているわけですが、そこで得た知識がいつどこで役に立つかは誰にもわかりません。
今は役に立たないと思えるようなことでも、いつか役に立つこともあるかもしれませんし、知識が活用されているという実感はなくとも、既に役に立っていることも考えられます。
学ぶことは私たち人間にとっての使命であり、義務とも言えます。
活動を通じて、いろんな知識や能力を得て社会貢献できるように、今後も活動を続けていきましょう。
