幸運とは、自分は運が良いと信じることである。
by テネシー・ウィリアムズ
あなたは、自分が幸運な人間だと信じていますか?
タイトルの言葉は、アメリカの劇作家 テネシー・ウィリアムズの言葉です。
幸運とは、起きる出来事のことではなく、自分がそれを信じることなのだと述べた深いメッセージですね。
私たちの周りには、いろんな人がいるわけですが、いつも幸運に恵まれていると思える人もいれば、不運なことばかり起きると思えるような人もいます。
運というのは時として、自分の身に起きる出来事なので、それはたまたま起きるものだということを否定する人はいないでしょう。
例えば、くじが当たった人は、自分が引いたものがたまたま当たったのだと思えますし、事故に遭ってしまった人は、その日、その時間にたまたまその場所を通ったために、起きた出来事です。
つまり、運良く良い出来事が起きたり、運悪く悪い出来事が起きてしまうことは、人生においてはよくあることなのかもしれません。
したがって、自分の身に良いことが起ころうと、悪いことが起ころうと、それは単なる運と言えるのかもしれません。
しかし、世の中には、「自分は幸運な人間だ」と思い込んでいる人もいます。
この「思い込み」というのが重要なポイントです。
そう思い込んでいる人は、自分に良いことがあると、「幸運だからこうなった」と言いますし、悪いことが起こっても、「この程度で済んだ」と思えるわけです。
つまり、自分にどんなことが起きようとも、それは幸運なことなのだと思える人なのです。
普段から、「自分は幸運な人間だ」と信じている人間は、何をするにしても積極的に行動でき、良い運を引き寄せることができるわけです。
自分自身が「きっとうまくいく」と思い込んでいるわけですから、心も体もそのように動き、天が味方をして良いことが起きるというわけです。
ときにはうまくいかないこともあるかもしれませんが、そのときも、「この程度で済んだ」とか「次はうまくできる」と信じているので、その人には良いことが起きる可能性が高まるということになります。
つまり、幸運かどうかなんて、その人の気持ち一つで決まるのです。
反対に、「自分は不運な人間だ」と思っている人は、不運な出来事を引き寄せます。
自分は不運だと思い込んでいるので、何をやるにしても消極的で、自信がないので、「また失敗するんじゃないか」とビクビクしながら行動するので、必然的にうまくいかないことが多くなります。
そして、「ほら、やっぱりうまく行かなかった」となり、ますます不運を引き寄せてしまうというわけです。
幸運なことは、幸運だと信じている人の身に多く起きることは、自然の摂理です。
あなた自身も、自分は幸運な人間だと信じ、自信を持って今後も生きていきましょう。
