行く価値のある場所に近道など存在しないのです。
by ビヴァリー・シルズ
あなたは、目的地に向かうために、近道を探してはいませんか?
タイトルの言葉は、アメリカのオペラ歌手 ビヴァリー・シルズの言葉です。
行く価値のある場所に向かうために、近道や楽な方法などないのだと述べた深いメッセージですね。
私たちは人生の中で、夢や目標に向かって努力することがあります。
夢や目標というのは、いわば目的地、ゴールがあるわけで、その実現に向けて努力することがあるわけです。
その努力をするうえで、忘れてはいけないのは、ゴールに向かうのに近道など存在しないのだということです。
「もっと楽に行ける方法はないだろうか?」とか「他の人よりも早く行ける方法はないだろうか?」などと、近道や楽なやり方を探すようなことをしてはいけないということです。
近道や楽な方法を探しているうちに、ライバルたちはどんどん先へ進んでいってしまうかもしれませんし、探したとしても、結局はそんな方法など存在せず、地道に努力するしかないということになるからです。
もしも自分が近道や楽な方法を探すという思いに至ったとき、それは本心では努力をしたくないという気持ちの表れとも言え、「簡単に手に入れられたらラッキー」くらいの気持ちしか持ち合わせていないということになります。
そんな気持ちの人が、大きな夢や目標を叶えられるはずがないのです。
夢や目標を叶えられる人は、自分が一生懸命に努力して、どんな困難にも耐えようとする強い意志が必要であり、すこしでも楽をしようとか、近道を探そうなどとは考えないものです。
近道や楽な方法を探そうと思った瞬間、本気でやりたいという気持ちが薄れ、あなたの夢や目標は遠ざかっていきます。
地道に努力を積み重ねていくという気持ちが、夢や目標に近づく最短の近道なのです。
SDGsは、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsは、文字通り目標なので、その達成に向けて、努力を積み重ねていかなければならないわけですが、目標達成に近道など存在しないことは理解しましょう。
SDGsは、貧困や飢餓、人権侵害や環境問題など、グローバルで困難な課題ばかりなので、達成が容易でないことは想像できることと思います。
したがって、楽な方法で達成できるはずもなく、近道も存在しないのです。
私たちが日々、地道に行動を続けていくしかないことは理解しましょう。
そして、たとえ達成したとしても、その努力はずっと持続し続けなければならないのです。
