自らの食事を薬とし、自らの薬を食事とせよ。
by ヒポクラテス
あなたは日々の食事に気をつけていますか?
タイトルの言葉は、古代ギリシャの医学者 ヒポクラテスの言葉です。
日々の食事こそが薬であり、それこそが健康を守るための基礎なのだと述べた深いメッセージですね。
私たちは毎日、食事をします。
毎日、三度の食事をする人が多いことと思いますが、食事というのは単に腹を満たすための行動ではないことは改めて考え直したほうが良いと思います。
食事は日々の習慣なので、毎度毎度、栄養のバランスを考えながら、そして薬だと考えながら摂っている人はなかなかいないかもしれません。
単なるエネルギー補給だと考えていたり、お腹が空いたから何かを食べるといったことで、あまり深刻に考えながら食事をする人は少ないでしょう。
しかし、よくよく考えてみると、私たちの身体は、食べたものでできています。
骨も筋肉も内臓も、全ての体の部位は、食べたもので構成されているのです。
そんなふうに思い直してみると、日々の食事をおろそかにしてはいけないのだという気持ちになるのではないでしょうか?
食べ物の中には、健康を害するようなものがたくさんありますし、摂りすぎると、体調が悪くなったり、病気を引き起こすようなものがたくさんあります。
反対に、風邪をひいたときなどに、症状を癒やしたり、体調を整えてくれる食べ物もたくさんあります。
食べ物と言っても、健康を害するもの、健康に良いものなどさまざまです。
私たちが食事をする際、食べたいものを食べるとか、気分によって選ぶなどといった感じで、「身体の良いものも摂ろう」という思いで食事をすることはあまりないかもしれません。
また、自分の好きなものばかり食べている人も多いかもしれません。
ラーメンやファストフードが好きで、しょっちゅう食べてる人も多いことでしょう。
しかし、そんなものばかり食べていると、いつか健康を害し、病気になる危険性が増すことはだれも否定できないでしょう。
私たちの人生にとって最も大切な行動の一つである食事ですが、毎日の習慣だからといって、自分の好きなものばかり食べるのではなく、健康のこと、将来のことを考えながら摂るように心掛けましょう。
日々の食事こそが薬でもあり、毒にもなり得るのですから。
