昨日の重荷に加えて、明日の重荷まで今日のうちに背負うとしたら、どんな強い人でもつまずいてしまうでしょう。
by デール・カーネギー
あなたは、今日すべきこと以上のことを無理にしようとしていませんか?
見出しの言葉は、「道は開ける」の著書で有名なアメリカの作家 デール・カーネギーの言葉です。
今日の重荷だけではなく、昨日の重荷、明日の重荷まで背負おうとしたら、どんなに強い人でもつぶれてしまうのだと述べた深いメッセージですね。
私たちが何か荷物を運ぶ場合、持てる荷物の量には限界がありますよね。
どんなに力持ちの人でも、持つ量には限界があり、限界を超える量の荷物を持とうとすると、すべての荷物を落としてしまい、すべてを台無しにしてしまう恐れがあります。
人生も同じです。
今日できること、一日でできることには限界があります。
仕事をする上でも、日常生活を送る上でも、このことは決して忘れないようにしましょう。
やるべきことを一生懸命にやるのは立派な心がけですが、無理をしたり、自分の能力を超えるようなことをしようとすれば、心身ともに壊れてしまう恐れがあります。
やれることを一生懸命にやるという気持ちは大切ですが、決して無理をしないように、頑張りすぎないようにしたいものです。
無理をしすぎれば、心身共に限界が来て、休まざるを得なくなり、その間は何もできなくなるので、結局は遅れてしまうことになります。
つまり、自分ができる範囲で、無理をしないで自分のペースで実践したほうが、仕事がはかどり、結果的に最も早く終えることができるのです。
私たちが重い荷物を運ぶ際に、無理をして大量の荷物を持とうとするよりも、自分の持てる範囲で何度も繰り返して運んだほうが、心身ともに楽ですし、早く仕事を終えることができるというわけです。
早く済ませようと、あせって無理をするよりも、自分のできる範囲で、自分のペースで仕事をするほうが、自分の身体もつらくありませんし、最も効果的で早く仕事を終えることができるということだけは忘れないようにしてください。
とは言っても、人は、仕事モードに入ってしまえば、一生懸命にやってしまうもので、多少無理をしてしまうこともあるかもしれません。
多少の無理程度であれば、問題ないかもしれませんが、それを常にやり続けていては、いつか必ず無理がたたって、心身が壊れてしまうことになります。
自分のやれることには限界があること、そして無理をしすぎないことを心の片隅にでも留めておいてください。
あなたの健康と将来のためにも、あまり無理をしすぎるのは良くないのです。
