ピカピカ輝いているものが、すべて金だとは限らない。
by イタリアのことわざ
あなたはピカピカと輝いているものに惑わされてはいませんか?
タイトルの言葉は、イタリアに伝わることわざです。
ピカピカと輝いているものが全て金だとは限らないと述べた、見かけにこだわる人や虚栄心の強い人には耳の痛い教訓のようなことわざですね。
私たちはキラキラ、ピカピカと輝いているものを見ると、高価なもの、美しいものだと勘違いしてしまうことがあります。
ダイヤモンドだと思ってよく見てみると、ガラス製だったり、金だと思ってよく見てみると、金色の塗料が塗ってあるだけの模造品だったりすることもあります。
つまり、パッと見て美しいと思えるものであっても、よく見るとそれがたいして高価なものではないことに気付かされ、がっかりすることも多いのです。
したがって、私たちは見た目にだまされたり、ごまかされてはいけないのです。
例えば、ブランド物のバッグや時計、宝石など、高価なものを身に着けている人を発見したとします。
そうすると、私たちは、「この人は裕福な人に違いない」と思ってしまいますが、決してそんな人だとは限りません。
とても虚栄心の強い人で、ものすごく見栄っ張りで、多額の借金を抱えている貧乏な人の可能性もあるわけです。
見た目は高価なものを身に着けているので、とてもお金持ちに見えるわけですが、実際はそうでもないことのほうが多いかもしれません。
世の中には、後先考えずに、お金を使いまくったり、借金をしてまで見栄を張りたいような人が数多くいるのです。
したがって、見た目だけで判断したり、見た目だけで良いものだと思い込んでしまうことはとても危険だということは覚えておきましょう。
それは他人のことだけではなく、自分自身にも言えることです。
男性であれば、お金もないのに見えを張って高価な車に乗ったり、高価な時計を身に着けている人が数多く存在しますし、女性であれば、洋服やバッグ、宝石などにお金をかける人が多いことと思います。
しかし、どんなに高価なものを所有していたとしても、あなた自身の人間性や仕事ぶりなど、中身が伴わなければ周りの人に白い目で見られてしまうのです。
「あの人はお金もないのに見栄を張っている」とか「あの人は仕事もできないのに、時計だけは高価だな」などと、見栄を張ったばかりに、周囲から白い目で見られてしまうこともあるのです。
身分不相応なことはできればしないほうが良いのです。
なぜなら、高価なものを身に着けることと、信頼、尊敬される人物かどうかは全く別の次元の要素だからです。
私たちの人生、見た目だけで惑わされないように注意したいものですし、自分自身も見栄を張るような態度はできれば慎むようにしたほうが良いと思います。
ピカピカ輝いているものよりも、渋い色のものや古いものこそ、価値あるものも多いはずですから。
