政治家にはいろんなタイプがいるが、最もつまらぬタイプは自分の考えを持たない政治家だ。
by石橋湛山
あなたは自分の考え、信念を持っていますか?
見出しの言葉は、政治家で第55代内閣総理大臣を務めた石橋湛山の名言です。
現在の政治家にも通じる皮肉めいた深い名言ですね。
「自分の考えを持たない政治家はつまらない」と石橋湛山は強く主張しています。
「そんなことは当たり前じゃないか」と思う人も多いかもしれませんが、よくよく考えてみると、現在においても、「自分の考えを持たない政治家」は山ほどいるのではないでしょうか?
政治家が自分の政治信条を持つことはごくごく当たり前のことですが、中には党の方針をそのまま自分の信条にしたり、他の政治家の考え方をそのまま受け売りにしている政治家が大半なのです。
このことは政治家に限った話ではありません。
どんな職業の人であっても、いやたとえ子供でも自分の考えを持つことが重要だと言えます。
他人の意見や本に書いてあったことを参考にすることは必要不可欠なことですが、それを鵜呑みにしてその全てを自分の信条としてしまうのは危険です。
時に、宗教にのめり込んでしまい、多額のお金を騙し取られてしまう人が数多くいるのが現実であり、こんな人々が幸福であるはずがないのです。
他人や書物に影響されることは致し方ないことですが、自分自身を冷静に客観的に見つめ直し、何が正しくて何が間違っているのかを精査し、自分なりの考えをまとめ上げることが重要なのです。
「自分の考えを持つ」というのは、案外難しいことなのかもしれません。
なぜなら、私たちの心は、自分が見たもの、聞いたものに必ず影響されるものだからです。
しかし、一つの考え方にのめり込みすぎないように気をつけたいものです。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために国連が取りまとめた世界共通の行動目標です。
SDGsの目標設定をする際にも、自分の考えを持つことが大切です。
他の目標を参考にする程度なら良いのですが、鵜呑みにしたり、そっくりそのまま真似をするというのは感心できません。
また、行動実践する際にも、他の人の行動を真似るのではなく、自分なりのやり方で実践すれば良いのです。
SDGsの目標設定および行動実践の際にも自分の考えで行うことを意識してみましょう。