鷹は飢えても穂を摘まず(たかはうえてもほをつまず)
あなたは、たとえ困窮しても不正なことはしないと断言できますか?
このことわざの意味は、「節操のある人は、どんなに困窮したとしても、不正な金品を受け取ったりしない。」ということです。
人は、平穏な状況のときには不正なことをする人はほとんどいません。
しかし、災害に見舞われたり、生活に困窮したとき、本性が現れると言われています。
「背に腹は代えられない」と言う思いで今回だけはと不正なことをする人はいるのです。
誰かの不正を見つけると、なおさらのこと、自分も大丈夫だろうという気持ちになってしまいがちです。「赤信号、みんなで渡れば怖くない」の心理です。
しかし、本当に忠実で真面目な人は、たとえ周りの人が不正なことをしていても、当人だけは不正を働くようなことはしません。
このような人こそ、本当に信頼され、成功できる人なのです。