日本では人知れず善いことをするのが上である。自分の責任はもちろん、他人の責任までも負うことが武士道の真髄とされる。
by 渋沢栄一
あなたは、世のため人のために動いていますか?
見出しの言葉は、新1万円札の肖像画でもお馴染みの実業家 渋沢栄一の言葉です。
自分のことはもちろん、他人のために良いことをするのが武士道の真髄だと述べた深いメッセージですね。
私たちは、それぞれ自分自身の人生を生きているわけですが、自分のためだけではなく、他人のために行動することも多々ありますよね。
そもそも職業に就いて仕事をすること自体が、自分のためだけではなく、誰かを幸せにするため、誰かを喜ばせるための行動とも言えるわけです。
他人のために良いことをしようとする心構えは、とても尊いことであり、人間的にも大きな信頼を得る行動と言えます。
そして、それは「人知れず」行動することが重要です。
人に見られているときだけ良い行動をしようとするのは、単なる自分をよく見せようとする虚栄心であり、あまり感心できません。
誰かに見られていようと、見ていなくても、誰かの幸福のために行動できる人こそ、人の上に立つにふさわしい人物と言えるのです。
人の上に立つと言うことは、自分だけではなく、下にいる人たちに対しても責任があります。
会社の社長という立場の人は、従業員全員の幸せを担っていると言えるからです。
私たち人間は、自分のためだけではなく、誰かを幸せにするために生きているとも言えるわけで、常にそのことを意識しながら行動することが必要です。
時に人は、誰かを傷つけてしまったり、誰かを陥れようとすることがあるわけですが、本来、人は誰かを傷つけるためではなく、誰かを幸せにするために生きていることを決して忘れてはいけません。
自分の行動が人を傷つける行動ではないか、誰かを幸せにするための行動かどうかを考えながら、今後も生きていきたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動は、自分のためではなく、世界中の誰かの幸せのための活動とも言えるものです。
自分たちの一つ一つの行動が、誰かを喜ばせることにつながると思えれば、やる気がみなぎってきて、モチベーションも上がるのではないでしょうか。
未来の地球と人類が持続可能な幸福な社会になれるかどうかは、私たち一人一人の優しさと愛によって育まれていくことを決して忘れてはいけないのです。