自らを尊しと思わぬ者は奴隷なり。
by夏目漱石
あなたは自分自身のことを尊い人間だと思っていますか?
タイトルの言葉は、文豪 夏目漱石の名言です。
私たち人は、自分の人生を生きているわけですが、自分自身のことをどう見ているでしょうか?
私たちは、周りの人のことは、よく見ています。
「あの人は真面目な人だ」とか「あの人は短気な人だ」などと人の内面を自分なりに評価したりします。
しかし、自分自身のことをどう見ていて、どんな人間だと分析しているでしょうか?
そして、自分自身のことを尊い人間だと思っているでしょうか?
もしも自分自身のことを「私は能力のない人間だ」とか「私は何をやってもだめな人間だ」などと、自身のことを低く見ているとすれば、果たして幸福で充実した人生を送れるでしょうか?
それは周りの人が、自分をどう評価しているかよりも大切なことです。
なぜなら、周りの人の評価、例えば「あなたは能力の高い人だ」とか「あなたはダメな人だ」と思っていても、それはあなたの持っているある一面だけを捉えての評価です。
つまり、あなたの人間性そのものではないわけです。
しかし、自分自身のことは、四六時中、片時も離れることはできないわけです。
一生懸命に仕事をしている自分も、家でダラダラしている自分も、趣味を楽しんでいる自分も、全部が自分自身です。つまり、自分自身の人間性を正確に判断できるのは自分自身なのです。
そして、その自分自身の人間性を総合的に見て、もしも尊い存在だと思わないとすれば、それはもう奴隷と同じなのです。
あなたはこの世にたった一人しかしない、かけがいのない人です。
自身の存在は尊いものと高く評価し、懸命に生きていく。
それが神様に与えられたあなたの宿命なのです。
SDGsは、2030年に向けて理想的なより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの17の目標は、一人ひとりの人間が豊かで幸福に生きていけるための行動目標でもあり、一人ひとりが自身のことを尊い存在だと認識できるような社会を創造することが大切です。
そして、目標達成を目指す人達も、自分を尊い存在だと思いながら行動を実践していくことが大切です。
心得ておきましょう。