どんな状況であれ深刻な表情は百害あって一利なし。つらいときこそリーダーは笑顔を心がけるべきです。
by 平井一夫
あなたは、眉間に皺を寄せて、深刻な顔をしていませんか?
見出しの言葉は、ソニーグループの元CEOで、実業家の平井一夫氏の言葉です。
どんなに苦しい状況であっても、深刻な顔をするのは百害あって一利なしであり、常に笑顔を心がけるべきだと述べた深いメッセージですね。
私たちは人生の中で、つらい状況や悲しい出来事に遭うなど、深刻な状況に陥ったとき、どんな表情をしているでしょうか?
ほとんどの人は、おそらく眉間に皺を寄せて、怒ったような顔、悲しそうな顔をしている人が多いことと思います。
しかし、こんなときこそ、笑顔を心がけるべきだと、ソニーグループの元CEO 平井一夫氏は述べています。
深刻な状況のときに笑顔なんて無理だとか、変な人だと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
眉間に皺を寄せながら、深刻な顔をしていて、良い知恵が浮かぶわけではありません。
深刻な顔をしているということは、つらい状況、悪い出来事のみにフォーカスして、心の余裕がなく、多面的な見方ができていない状況と言えます。
笑顔になることで、感情的にも心のゆとりができ、冷静に物事を見られるようになれるというものです。
また、自分が笑顔になることで、周りの人々も笑顔になることができるので、みんなが冷静な心の状態になることができ、そこから良い知恵や工夫が生まれることもあるのです。
怒りや悲しみの感情は、心が興奮した状態であり、冷静な状況ではないので、良い知恵や工夫が生まれにくいのです。
深刻な表情をしているということは、怒りや悲しみの感情を引きずったままであるということであり、気持ちを切り替える必要があることから、そのためにも笑顔になることが重要になるというわけです。
どんなときでも笑顔で生きていくという意識を、今後も持ち続けていきたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、いつも深刻な表情で行動している人がいるかもしれません。
SDGsの活動の際にも、常に笑顔で行動するように努めてください。
真面目に取り組む姿勢は必要ですが、真面目と深刻な表情とは別物です。
深刻な表情で行動していても、自身が楽しい気分にはなれませんし、周りの人も近寄りがたくなってしまい、とても賢明な人とは言えません。
笑顔で行動していれば、周りの人にも良い影響を与え、楽しい気分になってくるものです。
眉間に皺を寄せながら行動するのは、百害あって一利なしです。
常に笑顔を見せながら、今後も生きていくように心がけてください。