名言集

愚かな者も黙っているときは、知恵のある者と思われ、口を閉じれば聡き者と思われる

愚かな者も黙っているときは、知恵のある者と思われ、そのくちびるを閉じている時は、さとき者と思われる。
by旧約聖書より

あなたは余計なことを言ってはいませんか?

見出しの言葉は、旧約聖書の中の言葉です。
人間の賢さを測るバロメーターは、口の聞き方だと述べた深い名言ですね。

人間は、黙って口を開かなければ、その人が賢いのか愚かなのか判断できません。
もしも、誰かの話をじっと耳を澄まして聞いている人がいたら、きっと知恵のある賢い人だと思われるはずです。
なぜなら、愚かな人は相手の話をじっと聞くことができず、すぐに口出しをしたくなる習性を持っているからです。

本来、人の話というのは最後まで聞かなければその真意はわからないものです。
人の話を途中で遮って、口出しをしてしまうというのは愚かな人間のする行為と言えるのです。
話をじっくりと聞くという態度は、相手が何を言いたいのかを考える時間的余裕と、自分の考えを冷静に取りまとめる時間的余裕もあるわけです。
つまり、感情論だけでモノを言おうとしないことで理論的にモノを言うことができるというわけです。
つまり、余計な一言を言わないですむということです。
だからこそ、じっくりと人の話を聞ける人は賢い人だと言えるのです。

人間以外の動物も、満足しているときは黙っていることが多く、不満や不安があるときに鳴いたり吠えたりするのが現実としてあります。

まるでやかんの口のように、横から口を挟むことは愚かな行為であることを自覚し、人の話をじっくりと聞く癖をつけてみてください。
周りの人のあなたを見る目が変わるかもしれませんよ。

SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの目標設定や行動実践の際にも、あまり余計なことを言わずに、一心不乱に取り組んだ方が周りの人からは信頼されるかもしれません。

人が深く考えずに口から発する言葉は、たいてい不満や悪口などネガティブな言葉が多いのが現状です。
口から言葉を発するときには、よく考えてからしゃべらないと、余計なことを言って人を傷つけたり、不信感を持たれたりする危険性があるわけです。

SDGsに限らず、何事も黙って行動を実践するという姿勢が大切な心構えと言えそうです。

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