そもそも演技って教わるものではない。
by 野沢雅子
あなたは、いつまでも誰かに教えてもらおうとしていませんか?
タイトルの言葉は、長年にわたって声優として活躍している野沢雅子さんの言葉です。
演技とは、そもそも人に教わるものではないと述べた深いメッセージですね。
私たちは、自分の人生を自分自身で考えながら生きているわけですが、ときには人に教えてもらうことがありますよね。
特に仕事を覚えるときには、人から教えてもらうことが多いことと思います。
人から教えてもらう、学ぶことが決して悪いわけではありませんが、自分が仕事をする際に決して忘れてはいけないのは、自分なりに工夫しながら仕事を覚え、発展させていかなければならないということです。
人に教えられたとおり、真似をしながら、同じような仕事をすれば良いわけではないということだけは、決して忘れてはいけません。
仕事というのは、最初は右も左もわからない状態なので、人から教えてもらって少しずつ覚えていくことが重要ですが、仕事にも少しずつ慣れてきて、ひと通りできるようになったのであれば、同じようにやればいいというわけではないのです。
人に教えられたとおりに真似をするのではなく、自分なりのやり方で工夫しながら、自分が最も良い方法を探りながら、実践していくことが重要になるのです。
このことは、演劇や音楽など、感性が研ぎ澄まされるような芸術的なことのみならず、さまざまな仕事に言えることであり、人の真似さえすればいいというものではないのです。
仕事に慣れていない最初の頃からともかく、いつまで経っても、人に教えられたとおりにしか動けない人間なんて、こんなつまらない人間はいません。
他人の良いところを見て、少し参考にするくらいなら構いませんが、マニュアルどおりにしか動けない、動かない人間にだけはならないように、今後も生きていきたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、人に教えられたとおりとか、人の真似をするような行動を取る必要はありません。
未来の地球と人類のため、自分ができることを自分なりに工夫しながら行動をすることが重要です。
誰かの良い行動を、少し参考にする程度なら構いませんが、全く同じように行動する必要はないのですから、決して勘違いしないようにしてください。
誰かの真似をすることで、「こんな行動は自分にはできない」と、早合点してしまい、活動をやめてしまっては元も子もないからです。
自分のペースで、自分なりの工夫しながら、自分ができることから始めてみる。
それが長続きするコツでもあります。
ぜひ、意識として忘れないようにしてください。