残酷な行為はすべて弱さに起因する。
by ルキウス・アンナエウス・セネカ
あなたは、人に対して残酷な行為をしていませんか?
タイトルの言葉は、古代ローマ帝国の政治家で哲学者でもあるルキウス・アンナエウス・セネカの言葉です。
残酷な行為をする人は、全てがその人の弱さが原因なのだと述べた深いメッセージですね。
人類は、歴史上、戦争やテロを繰り返し、多くの命を残酷に奪ってきました。
現代社会においても、世界各地で戦争やテロが頻発し、毎日多くの命が奪われている現状を見ると、人類は歴史や過ちを何も学んでいないことに気付かされます。
なぜ人は残酷な行為ができるのか?
それは全て弱さが原因なのです。
人はそれぞれ弱みや劣等感を持っており、それが誰かを攻撃するという行為に変わってしまうということです。
自分に自信があり、精神的にも身体的にも強い人間は、誰かを攻撃しようという気持ちにならないのです。
攻撃ではなく、むしろ守ってあげたい、優しくしてあげたいと考えるのが、本当に強い人間なのです。
弱い人間は、自分以外の人間を陥れたいとか、苦しめてやりたいと、悲観的に物事を考えてしまい、誰かをターゲットにして攻撃しようとするわけです。
殺人や傷害事件を起こすような犯人は、「相手がいなくなればいい」とか「相手が苦しめば良い」と考えているわけですから、必然的に弱い人間だということになります。
普段から、暴言を吐いたり、人の悪口を言うような人間も、精神的に弱い人間と言えるわけです。
弱い人間だからこそ、誰かをターゲットにして攻撃せざるを得ない心境に陥ってしまうのです。
もしもあなたが、他人の悪口を言いたい気持ちになったり、ましてや復讐しようなどと残酷なことを考えているとしたら、あなたの心が弱っている証です。
心を落ち着かせて、自分がどうすれば良いのか、何をしてはいけないのか、よく考えてから行動するようにしてください。
「短期は損気」という言葉があるように、怒りを爆発させたり、誰かを攻撃するような行為をすれば、あなたの信頼度が落ちるだけで、何も良いことなどありません。
そしていつか必ず、あなたの身に返ってきます。
このことを常に意識しながら、今後も生きていきましょう。