人間であれば、誰でも、非があり、欠点があり、未熟さがある。
by 田坂広志
あなたは、自分を卑下しすぎていませんか?
タイトルの言葉は、多摩大学大学院教授で著述家でもある田坂広志先生の言葉です。
人間であれば、完璧な人間など存在せず、何らかの欠点や未熟さがあるものだと述べた深いメッセージですね。
私たちは、社会の中で生きているわけですが、世の中にはたくさんの人がいて、自分よりも優れた能力を持っている人、素晴らしい人格者だと思える人がたくさんいますよね。
私たちは子供の頃から社会の中で生きているわけですが、学校や職場、近所の人との付き合いの中で、自分よりも優秀な人や素敵な人を見つけて、「自分は何てダメな人間なんだ」とか「自分は未熟な人間だ」などと思い、気持ちが落ち込んでしまうことがあります。
しかし、そんな人を見て落ち込む必要なんて全くありません。
その人に憧れの気持ちを抱くことはもちろん悪いことではありませんが、その人はその人なりの魅力ある人間なのであって、あなたがダメな人間というわけではないのです。
ある一つの分野に優れた能力を持っている人がいるとすれば、その人がそれを長く続けているか、好きでやっているかであって、その人が特別なわけではないのです。
また、ある人を見て、「あの人は完璧な人だ」と思い、尊敬し、憧れの気持ちを持つことがあるわけですが、世の中に完璧な人間なんていないのです。
あなたも、その人の普段の生活を常に見ているわけではないので、その人の全てを知っているわけではないはずです。
その人にも苦手なことや嫌いなこと、未熟なことがあるのは絶対に間違いありません。
全ての分野で自分よりも相手の方が優れているなんてことはあり得ないのです。
それに、私たち人は、完璧ではなく、短所や未熟なものがあるからこそ面白いのです。
全てを完璧にこなし、何をやっても成功してしまう人間なんてつまらないですし、楽しくありません。
時には失敗をしたり、落ち込んだり、苦しんだりするから人生は面白いのです。
未熟さや短所を意識しながらも、何が起きるかワクワクするような生き方ができれば、人生は豊かで充実したものになるのではないでしょうか?