人はまず何よりも自分自身であらねばならぬ。人のなすべきことは自己実現であり、自己拡大である。
by 林達夫
あなたは、自分のやるべきこと、信念を持って生きていますか?
見出しの言葉は、西洋精神史の著書も多く執筆した思想家 林達夫氏の名言です。
「人は何のために生きているのか?、どう生きるべきか」を表現した深い名言ですね。
「人は何のために生きているのか?」「自分はどう生きるべきか?」
自問自答しながら生きている人も多いことと思いますし、これまでの自分の人生を振り返りながら、自分を見つめ直し、自分探しをしながら生きている人も多いことと思います。
私たちがこの世に生を受けたのは、当然のことながら意味があって生まれてきたと言えます。
人はこの世に生まれ、いろんな人と出会い、出会った人に対して、少なからず影響を与えながら、そして誰かの影響を受けながら生きているわけです。
人生をどう生きるかは、どんな目的を持つべきかをまず考えなければなりません。
その目的となるものは、社会にどんな影響を与え、どんな貢献をするのかを知ることが必要なのです。
そのためには、自分は何をすればよいのかを考え、行動を始めなければならないのです。
それが自己実現ということになります。
さらに、その行動を続けているうちに、「もっと知りたい、もっと能力を高めたい」という欲求が大きくなっていき、もっともっと努力をしようとします。
それが自己拡大ということになります。
人は、自分のやるべきこと、目的を持って行動し、それを実現させ、さらにその能力、知識を高めるために生きているということです。
あなたは、常にそんな意識を持って生きていますか?
ときには、自分自身を見つめ直し、何をするべきかを真剣に考えてみるのもいいかもしれませんね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い社会を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際に最も大切なことは、自分自身をしっかりと持つこと、つまり、自分は何をするべきかを真剣に考えながら行動を実践することです。
誰かがやっているからとか、会社から命令されているからとかなど、他人の言動に影響されて、自分の意思ではないとしたら、それはSDGsの活動とはいえないのです。
SDGsは、未来の地球と人類のために少しでも良い社会になるように活動することです。
誰かに頼まれてイヤイヤ活動しているとしたら、それは長続きするはずもなく、実効性も伴わない無意味な活動となってしまいます。
「私たち人は、何のために生きているのか?」を真剣に考えていれば、イヤイヤ活動するなんてことはしないはずです。
常に、自分自身をしっかりと持ち、何をするべきかを意識するようにしてください。