人間は小さなことで怒るようでは大業は成就しない。私は一年間絶対に怒らないと心に誓う。by塙保己一
あなたは些細なことで感情的に怒ったりしませんか?
タイトルの言葉は、江戸時代の国学者 塙保己一(はなわほきいち)の名言です。彼は、全盲の学者としても知られた偉人です。
人は自分の思い通りにならないときや、だれかから理不尽な言動をされたときに、怒りの感情が湧いてきます。
しかし、自分の目の前で起きる現象は、他人の行動や自然現象であり、自分で制御することができないのです。だから思い通りにならないのは至極当然なことなのです。
思い通りにならないからと言って、いちいち腹を立てていたのでは、毎日毎日、怒り狂ってしまうことになってしまいます。
また、怒りの感情は、自分の心が冷静ではない状態であることから、正常な考えや行動を起こせない可能性が高いのです。
私たちに必要なことは、目の前で何が起ころうとも、常に冷静な心を保つことです。
怒っても良いことは何一つありません。周りを不快にさせるだけではなく、自分の心まで傷つけることになるのです。
塙保己一のように、「絶対に怒らない」と心に誓えば、冷静な行動ができ、人にも信頼される人間になれることでしょう。