親切にしなさい。人は皆、厳しい闘いをしているのだから。
by プラトン
あなたは人に親切にしていますか?
タイトルの言葉は、古代ギリシャの哲学者 プラトンの言葉です。
人には親切にしなさい。なぜなら人は皆、厳しい闘いをしているのだからと述べた深いメッセージですね。
私たち人は、誰かに親切にしたり、されたりします。
これまでの人生において、どれだけ多くの人から親切にされてきたかと考えると、感謝の気持ちでいっぱいになりますよね。
また、私たちは、困っている人や、つらい状況になっている人を見ると、つい声をかけたり、手助けしたりして、親切にすることもよくあります。
親切とは、心と心をつなぐ行為であり、そしてお互いに心温まる行為であることから、今後も人に対して親切にしてあげたいという気持ちになります。
古代ギリシャの哲学者 プラトンは、人には皆、親切にしなさいと述べています。なぜなら、人は皆、厳しい闘いをしているのだから、みんなに対して親切になるべきだと述べているのです。
私たちは、見知らぬ人や親しい関係の人に対しては親切にすることはできますが、毛嫌いしている人や異なる立場の人、対立関係にある人に対して親切にすることはほぼありません。
そういう人々に対しては、親切どころか、暴言や暴力を振るう人も多いかもしれませんね。
しかし、プラトンは、すべての人に対して親切にせよと述べているのです。
私たち人は皆、この世の中、社会の中で厳しい闘いを強いられながら生きています。
自分の思い通りに生きられる人などほとんどおらず、皆が苦労しながら、この社会で生きているのです。
いわば戦場の中で生きていると言っても過言ではありません。
つまり、私たち人は、考え方や立場の違いはあれど、同じ世の中、同じ社会で生きている仲間だと言えるのです。
そんな仲間同士なのだから、皆が親切にし合えるようにした方が良いということです。
嫌いな人や立場の異なる人に親切にするなんて、なかなか思いつかないことかもしれませんが、人に親切にすることで、好感や信頼関係が生まれることもあります。
みんなに親切にするという優しい心を持てるような人間になりたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動は、人々の優しい気持ち、親切心が形となって現れている行動と言えます。
見知らぬ人や好きな人だけではなく、誰に対しても親切にするという意味では、プラトンの言葉に通ずるものがあります。
目標達成は厳しい状況にありますし、世の中、思い通りにならないこともたくさんありますが、人には親切にするという気持ちだけは、常に持ち続けていきたいものですね。