偉人、著名人

コンピュータは役立たずだ。なぜなら答えを出すことしかできないからだ。

コンピュータは役立たずだ。なぜなら答えを出すことしかできないからだ。
byパブロ・ピカソ

あなたはすぐに答えを導き出そうとしていませんか?

タイトルの言葉は、スペインの画家 パブロ・ピカソの名言です。
コンピュータのようなテクノロジーに関する、皮肉めいた深い名言ですね。

私たちの周りには便利な道具がたくさんあります。
過去の偉人たちが、テクノロジーという能力、技術によって便利な道具をたくさん発明してきたわけです。

例えばコンピュータであれば、数字を入力するだけですぐに計算できてしまいます。
それは、人間の能力よりもはるかに優れており、スピード、正確さは、とても人間の及ぶものではありません。
人間が発明したものなのに、人間よりも能力が優れているとは不思議な気もしますが、紛れもない事実です。

テクノロジーによって発明されたものは、私たちの生活や仕事をとても便利にしてくれましたが、ひとつ難点があるとすれば、それは人間が考えることをやめてしまったことです。
便利な道具によって、正確にスピーディに答えが出てしまうから、人間は考える必要がないわけです。
「人間は考える葦である」ということわざがあるように、私たち人間には考える能力があります。
それがテクノロジーの発達によって考える必要がなくなってしまったという皮肉な現象が起きているわけです。

私たちは、便利な道具の恩恵を享受しつつ、人間としての能力も大いに発揮して、生き生きとした人生を送りたいものです。

SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの目標達成については、コンピュータで答えを導き出すことができます。
しかし、答えを導き出すことができるだけで、実行するのは人間であり、コンピュータではありません。
人間がSDGs解決に向けて行動を実践しなければ、たとえ答えを知っていたとしても目標は達成しないのです。

また、目標9には「産業と技術革新の基盤をつくろう」が掲げられています。
つまり、テクノロジーを生み出すことも目標のひとつなのです。
せっかくのテクノロジーを、先進国だけではなく、世界中の人々が享受できるようにすることもターゲットの一つとして掲げられています。
文明の利器を大いに活用して、世界中の人々の幸福につながるよう私たちも行動を継続していきましょう。

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