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感情で表情が変わる人より、表情で感情を変える人が賢者。by 斎藤茂太

感情で表情が変わる人より、表情で感情を変える人が賢者。
by 斎藤茂太

あなたは自分の感情を顔に出してはいませんか?

タイトルの言葉は、精神科医で随筆家でもある斎藤茂太先生の名言です。
感情をコントロールするとはまさにこのことだと思わせるような深いメッセージですね。

私たち人間のほとんどは、自分の感情が顔に出てしまいます。
嬉しいときには嬉しい表情をし、怒りの感情のときには怒りの表情をし、悲しいときには悲しい表情をします。
自分の感情が顔に出てしまうということは、自然と相手に自分の感情が伝わってしまうということになります。
嬉しいときや楽しいときには、そんな表情をしていても特に問題はありませんが、怒りや悲しい感情を相手に見せてしまうのは良くない場合も多いはずです。

怒りの感情もしくは悲しい感情を見せている人には誰も近づきたくありませんし、相手に余計な気遣いをさせてしまうことにもなりかねません。
人間関係を壊してしまうこともあります。
そうならないためにも、自分の感情をコントロールすることが重要になるというわけです。

斎藤茂太先生は、表情で自分の感情を変える人こそ賢者であると述べています。
例えば、心の中ではイライラ、モヤモヤした気持ちを持っていても、作り笑顔でもいいから笑ってみると、自分の感情が少しずつ和らいでいくことに気付きます。
反対に、心の中は落ち着いている状況でも、相手のモチベーションを上げるために、怒りの感情を見せることで、相手の気持ちを高ぶらせることができる場合もあります。

このように、自分で意識して表情を作ることで、感情をコントロールできる人は賢明な人と言えるわけです。
なかなかこんなことができる人は少ないかもしれませんが、少し意識してみると、気持ちが落ち着いてくるかもしれません。
特に怒りや悲しみの感情を持ったときに、微笑んでみると、少しは落ち着いて元気になれるのではないでしょうか?

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。

SDGsの活動を熱心に行っている人の中にも、いつも眉間にシワを寄せて、しかめっ面をしながら行動している人が多くいます。
未来の地球と人類のためにせっかく良い活動をしているのですから、そんな気難しい顔でいることはとてももったいないことです。
作り笑いでもいいので、意識して笑顔でいるようにしてみてください。
表情が変われば感情も変わります。
笑顔のまま、怒ったり泣いたりはできないのです。
笑顔を続けていると、自然と気持ちが落ち着いてきてモチベーションも上がりますし、周りのいる人からの印象も変わってくるものです。

「表情で感情をコントロールする。」
少しずつでも意識してやってみてください。あなたの人生が変わるかもしれませんよ。

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