偉人、著名人

理想を失わない現実主義者にならないといけない。理想のない現実主義者はダメです。

理想を失わない現実主義者にならないといけないんです。理想のない現実主義者ならいくらでもいるんですよ。
by 宮崎駿

あなたは常に理想を持ち続けていますか?

見出しの言葉は、映画監督、アニメーターの巨匠 宮崎駿氏の言葉です。
数多くの名作を生み出した偉大な監督である宮崎氏の、「理想を失わない現実主義者」という力強く、深いメッセージですね。

宮崎駿氏といえば、「となりのトトロ」や「千と千尋の神隠し」など、数多くのアニメ映画の監督として、大きな足跡を残してきた偉大な監督として知られていますが、今回紹介する名言は、宮崎監督らしい深い名言ですね。
「理想を失わない現実主義者」とは本当に深い言葉ですね。

世の中には、「現実主義者」はたくさんいますよね。
現実の社会や周りの環境、人々を見て、最善の方法をとる人のことを指します。
つまりは現実の事態に即して事を処理しようとする態度です。
英語ではリアリズムとも言いますが、このような態度を続けることは、良い状況の時は良い方向へ進んでいくかもしれませんが、悪い状況になったときには、ますます悪化の一途をたどっていってしまいます。
また、常に現実的な考え方をするので、多数派の意見ばかりに流されてしまい、自分の意見を持てなくなってしまう可能性もあります。
無難な生き方はできるかもしれませんが、そんな人生はつまらないものです。

しかし、「理想を失わない現実主義者」であればどうでしょうか?
もしも現実社会が誤った方向、悪い方向へ進んでいる場合には、それは理想的な未来につながっていかないわけで、自分は何をすればよいかを考えるきっかけになります。
常に理想を失わずに、未来を見据え、しかも現実社会も見つめながら自分は何をすべきかを意識しながら生きていければ、悪い状況に流されることなく、理想を追求することができるのではないでしょうか?

理想のない単なる現実主義者になってはいけません。
理想を持ち続ける現実主義者になってください。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。

SDGsの目標および活動は、まさに「理想を失わない現実主義」そのものです。
理想的な未来を追求し、その実現に向かって活動をしていくわけであり、現実社会を少しずつ改善していこうとするものです。
理想を持っていなければ、貧困も人権侵害も環境問題も、今の悪い状況を抜け出すことはできません。
つまり、今の現実社会は理想的な社会ではないわけであり、理想的な社会とは何かが問われているのです。

私たちも、「理想を失わない現実主義者」になって、理想的な未来を創造していこうではありませんか。

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