偉人、著名人

自分の価値観で人を責めない。一つの失敗で全て否定しない。長所を見て短所を見ない

自分の価値観で人を責めない。一つの失敗で全て否定しない。長所を見て短所を見ない。心を見て結果を見ない。そうすれば、人は必ず集まってくる。
by 吉田松陰

あなたは、自分の価値観で人を責めていませんか?

見出しの言葉は、幕末の長州藩士 吉田松陰の言葉です。
人心掌握の術を具体的でわかりやすく述べた深く素敵な名言ですね。

多くの人に尊敬され、信頼される素晴らしい人格者とはどんな人でしょうか?
あなたの周りにも、そんな人はいませんか?
それともあなた自身はどうでしょうか?
幕末の長州藩士 吉田松陰は、人身掌握のあり方として、見出しのような言葉を残しています。

まずは、自分の価値観で人を責めないということです。
自分の考え方、価値観が全て正しいと思い込み、それと異なる言動をした人を責めてしまう人のことです。
人を非難したり、悪口を言う人間というのは、得てしてそういう人間ばかりとも言えます。
自分の価値観と同じなら、人を責める必要なんてないわけですから、当然ですね。
つまり、人を責める、非難する行為そのものが、人の心が離れていく原因だということです。

次に、一つの失敗で全て否定しないことです。
失敗するのは、人生においては当たり前であり、成功する方が少ないのです。
むしろ一度で成功する方が奇跡です。
一つの失敗で、「もうだめだ」と否定するような人に、人はついてこないのです。

次に、他人の長所を見て短所を見ないことです。
人には誰にも長所と短所があります。
短所ばかりを指摘して、「あなたのここが悪いところだ」などと人を悪く言う人に、人はついてこないのです。
そうではなく相手の長所を「あなたのここが素晴らしい」と褒められる人間こそが、人々の心をつかむのです。

最後は心を見て結果は見ないです。
結果さえ良ければ良いと言う考えでは、人はついてきません。
大切なことは、相手の心を推し量り、その人がどういう行動をとってきたかを見てあげることです。
たとえ良い結果が得られなかったとしても、その人が努力してきたかどうかを見極め、正しく評価できる人こそ、人の心をつかめる人ということになります。

こうした人身掌握術は、経営者やリーダーだけに求められるものではなく、人が生きていく上で、誰にとっても心に留めておきたい心構えです。
周りの人から、信頼、尊敬されるのみならず、人に好かれ、大切にされる存在として、生きていけることでしょう。

私たちの人生、豊かで充実した生き方ができるよう、こうした心構えを忘れずに、生きていきたいものです。

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