気がとがめるようなことはしないこと。事に当たるに誠意をもってするならば、良心のとがめに心をわずらわすこともありません。
by 小原鐵五郎(おはらてつごろう)
あなたは気がとがめるようなことをしていませんか?
見出しの言葉は、信用金庫経営者で、元全国信用金庫連合会会長の小原鐵五郎氏の言葉です。
気がとがめるようなことは一切しないこと、誠意を持って行動しなさいと述べた深いメッセージですね。
私たちは、誠心誠意、真面目に生きていくことが基本ではありますが、生きている間に、時には気がとがめるようなことをしてしまうことがありますよね。
例えば、人に嘘をついたり、サボったり、相手を故意に傷つけてしまうことなど、罪悪感を感じながらもやってしまうことがあります。
そんなとき、誰もが気がとがめますよね。「こんなことをしてはいけない」と。
やってはいけないこと、悪いこととわかっていながらもやってしまう。
気がとがめるということは、いわゆる罪悪感があると言えるわけですが、やってしまった後、私たちは何となく後味が悪く、モヤモヤした気持ちになってしまいます。
「ああ、ひどいことをしてしまった」と後悔してしまうこともあれば、相手に悪いことをしてしまったと、申し訳ない気持ちになってしまうこともあります。
私たちには良心というものがあります。
行動する前に、「これはやっていいことか?」と判断する能力があるはずです。
もしも行動する前に、やってはいけないこと、悪いことだとわかっているのなら、極力やらないように心がけるようにしてください。
気がとがめるようなことをやってしまうのは、自分の中に負い目や弱い気持ちがあるからで、決して誉められた行動ではないのですから、やってはいけないのです。
何事も誠意を持って行動し、気がとがめるようなことをやらなければ、後悔することもありませんし、心を煩わせることもないのです。
行動する前に、少し考えて、気がとがめるようなことはしない。
常に意識しながら生きていきたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの17の目標は、気がとがめるようなことをしてしまう人間の心が引き起こした問題ばかりだと言えます。
貧困や人権侵害、環境破壊や戦争、テロなど、人類にとって良くないこと、好ましくないとわかっていながらも、それに目をつぶり、放置してしまうから起きてしまうというわけです。
世界中の人々が皆、気がとがめるようなことを一切しなければ、SDGsの目標は全て解決してしまうというわけです。
もちろん、SDGsの活動をしていく上で、気がとがめるようなことをしないというのは言うまでもありません。
私たちは未来の地球と人類のために、誠心誠意、活動を継続していく必要があるのです。