全ての葉は秋の樹木から舞い散りながら、私に至福を囁く。
byエミリー・ブロンテ
あなたは、秋の訪れをどう感じていますか?
タイトルの言葉は、イギリスの小説家 エミリー・ブロンテの名言です。
落ち葉を見て至福を感じると述べていますが、不思議な感覚を感じさせるような、心に沁みる深い名言ですね。
秋になると、冬に備えて、緑色に輝いていた木々の葉が色褪せていき、やがては落ち葉となって寂しい気持ちになっていきます。
落ち葉を見れば、秋はとても切ない季節だと感じる人が多いことと思います。
しかし、イギリスの小説家 エミリー・ブロンテは、落ち葉を見ると至福を感じると、まるで反対のことを述べています。
一体どういうことでしょうか?
樹木の葉が落ちてしまうのは、寿命を終えてしまったと考えがちですが、そうではありません。
冬に備えて、体力を温存すると同時に、次の春に新たな葉を芽吹かせるために、必要な過程なのです。
葉には、光合成を行う働きのほかに、根から吸い上げた水分を葉から蒸発させる働きがあるのです。
そのため、寒さが厳しく水分を十分に吸収することができない冬までに葉を落とすのは、水分不足で枯れてしまわないようにするためなのです。
樹木は、長い期間にわたって生きていかなければならないため、そのための生きる糧とも言えるわけです。
つまり、落ち葉は、冬を乗り越え、これから先も元気に生きていこうとする姿を表しているということです。
だからこそ、エミリー・ブロンテは落ち葉を見ると至福を感じると述べているのです。
「落ち葉を見ると寂しい」などと思うのは、その理由や道理を知らないからなのです。
物事には、全てその道理、理由が必ずあるものです。
それを知ることで、視野が広がり、人としての成長につながることもあるのです。
心得ておきましょう。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い社会を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの目標を掲げて活動している個人や団体が世界中にはたくさんあるわけですが、時折その目標の趣旨が理解できないことがあるかもしれません。
しかし、それはあなた自身がそのことに無知であるに過ぎず、その個人や団体は、それぞれの信念に基づいて活動しているわけです。
したがって、あなたが理解できないからと言って、その個人や団体を批判したり反対することは絶対にやってはなりません。
人にはそれぞれ、どの行動を行う道理や理由が存在するものです。
安易に批判するような真似はやめて、自分の信念に基づいて行動するようにしましょう。