病気や借金などの苦難に直面したとき、人は自分を納得させる理由を求める。
by 島田裕巳
あなたは、苦難をどう乗り越えようとしていますか?
タイトルの言葉は、宗教学者で作家でもある島田裕巳氏の言葉です。
人生において、病気や災害、借金などの苦難に見舞われたとき、人は自分を納得させる理由を求めて、逆境を乗り越えようとするものだと述べた深いメッセージですね。
私たちは人生の中で、いろんな苦難に直面することがあるわけですが、それをどうやって乗り越えようかと考えて行動することになります。
その乗り越えようとする行動には、すべて自分を納得させるための理由があるものなのだと、宗教学者で作家の島田裕巳氏は述べています。
例えば、自分が病気になったとき、病院に治療に行くのは、「病気を直して、今後も元気で生きていきたい」という理由があるからです。
借金で首が回らなくなってしまったとき、周りに助けを求めたり、金策に走るのは、「これからも平穏に生きていきたい」という理由があるからです。
つまり、自分自身を納得させるための理由があるというわけです。
もしも、「もう生きていく気力がない」とか「死んだほうがマシだ」と自分自身が納得しているとすれば、病院で治療を受けたり、金策に走るようなことなどしないことでしょう。
あなたがもしも苦境に立ったとき、もがき苦しんだり、助けを求めたりするのは、あなた自身が生きる気力があり、前向きに行動しようとする証と言えるのです。
生きる気力もなく、投げやりな気持ちになっている人は、「もうどうなってもいい」という気持ちになり、もがき苦しんだり、誰かに助けを求めるようなことはしないのです。
私たちの行動には、それぞれ自分を納得させるための理由が必ずあるものです。
何一つ理由もなく、ただ何となく行動するなんてことはありません。
私たちは常に、自分を納得させる理由を求めて、行動をすることは意識していてください。
SDGsは、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をしている人たちは、未来の地球と人類のことを思い、何とかしなければならないという思いで行動している人がほとんどだと思われます。
つまり、自分を納得させる理由を求めて行動しているとも言えます。
反対に、活動をしていない人、否定的な人は、地球と人類の未来のことなど、ほぼ考えてはいないということになります。
なぜなら、私たちの考え、行動には、自分を納得させる理由があるからです。
これからも、未来の地球と人類のことを憂い、自分自身が納得できるように、活動を継続していきましょう。
