偉人、著名人

人間関係における問題は、役割と目標を取り巻くあいまいな期待に端を発している。

人間関係におけるほとんどの問題は、役割と目標を取り巻くあいまいな期待、あるいはお互いの期待像の相違に端を発している。
byスティーブン・R・コヴィー

あなたは、相手に期待しすぎていませんか?

見出しの言葉は、「7つの習慣」の著者で知られるアメリカの作家で経営コンサルタントのスティーブン・R・コヴィー氏の名言です。
人間関係の悩みについて、それは相手に対する期待の大きさ、相違によるものだと述べた深い名言ですね。

人間、誰でも人間関係に関する悩みはつきものです。
人間関係に悩まない人なんて、世界中探しても存在しないかもしれません。
この人間関係の悩みの根源はどこにあるのか、コヴィー博士は、「相手に対する期待の大きさと相違によるもの」だと断言しています。
そもそも、相手に期待をしなければ、悩みなんて発生しないのです。

私たちは、「相手にはこうあってほしい」とか「こんな行動をとるのが常識だから、相手もそうするべきだ」などと、人間関係において、相手には少なからず期待をしています。
したがって、相手が自分の期待に沿わない行動をしたとき、非常識だと思われる行動をしたときに、腹を立ててしまい、人間関係が悪くなるのです。
相手が自分の期待通りに行動しているときには、相手に腹を立てることもなく、相手との人間関係は良好なはずです。

当然のことながら、相手と自分とは異なる人格を持つわけで、それぞれが思い描く目標や、やるべきだと思っていることが異なるのは当然です。
それなのに、自分の思いが絶対だと思い込み、相手と期待値や思いが異なるからといって、いちいち腹を立ててしまうのは、自分勝手なエゴだと言われても仕方ありません。

私たちは、顔かたちが違うように、思いや期待も違うのです。
自分勝手な思いだけで、相手を嫌ったり、人間関係を壊すような真似はやめましょう。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い社会を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの活動は、将来に向けての目標達成なので、それぞれの目標や行動のあり方が異なるのは当然です。
同じ会社で同じ目標に向けて活動しているとしても、それぞれの個人の期待度や目標の大きさ、行動は異なるのは当然のことです。
したがって、行動やゴールの設定が個人ごとに異なっていたとしても、それが理由で人間関係が険悪になってしまうのは考えものです。

私たちは、それぞれ個人が、自分なりの信念を持って、それぞれのペースで行動実践すれば良いのであって、人に指図したり、苦情を言うべきではないのです。
SDGsの活動の際にも、相手に過度に期待し、人間関係を壊すようなことのないよう気をつけたいものです。

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