ガレージに行っても車にならないのと同じように、教会に行ってもクリスチャンになれるわけではない。
by ローレンス・J・ピーター
あなたは何事も心を込めて、時間をかけて行動していますか?
見出しの言葉は、カナダの教育者 ローレンス・J・ピーターの名言です。
単にその場所に行っただけでは、何も変わらないことを皮肉を込めて述べた深い名言ですね。
私たちが例えば、初めて教会に行ったとします。
そして、教会で1、2時間を過ごしたとしても、すぐにクリスチャンになれるわけではありません。
教会で牧師さんからためになる話を聞いたり、他の信者の皆様と一緒に過ごしたとしても、新鮮でおごそかな気持ちになることはあるかもしれませんが、すぐにクリスチャンになれるわけではありません。
クリスチャンになったような気持ちにはなるかもしれませんが、他の信者から見れば、だれもクリスチャンだとは認めないでしょう。
本当の意味においてクリスチャンになるためには、頻繁に教会に通い、もっと多くの教えを知り、キリスト教の知識をもっともっと多く取り入れられるようにならなければなりません。
一朝一夕でクリスチャンになれるわけではないのです。
これはもちろん、宗教に限った話ではありません。
その場所に少しの時間行っただけ、少しの時間活動しただけで、その世界に入ったような気持ちになるのは、ある意味仕方がないのかもしれませんが、本当の意味でその世界に入ったわけではありません。
何事も長い時間をかけて、じっくりと取り組んでいくことによって、本当の意味での世界を味わうことができるようになるのです。
このことを忘れないようにしましょう。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めた世界共通の行動目標です。
SDGsの活動を少し取り組んだだけで、「自分はSDGsの活動をしている」と公言する人が少なからずいます。
例えば、ごみの分別をしたとか、節電、節水をしたと言って、「これこそSDGsだ」と言わんばかりに公言する人がいます。
もちろん、これらの活動はSDGsの行動に違いありませんが、1度や2度、やったことがあるからと言って自慢するようなことではありません。
本当の意味でのSDGs活動家は、こんなことは当たり前のように自然に取り組んでいますし、他の活動、例えば貧困問題やジェンダー平等、健康や福祉、教育問題などあらゆる分野の活動をしている人がたくさんいます。
それに、SDGsの活動は、継続して実践することが大切な心構えです。
今日はやるけど明日はやらないというのでは、あまり効果はありません。
皆様も、SDGsの世界を垣間見るだけではなく、少しでも関心を持って、自分のできることから始めてみて、それを習慣にしてみてはいかがでしょうか?