偉人は目的を持つ。それ以外の者は願望を持つ。
by ワシントン・アーヴィング
あなたは何か目的を持って生きていますか?
タイトルの言葉は、アメリカの小説家 ワシントン・アーヴィングの言葉です。
偉人は目的を持って生きており、それ以外の凡人は願望を持って生きているのだと述べた深いメッセージですね。
私たち人は、何か夢や願望を持って生きていますよね。
「将来、こうなりたいなあ」とか「こんなことできたらいいなあ」などと夢や願望を持つことがあるわけです。
しかし、偉人と呼べる人は、こうした願望ではなく、目的を持って生きているのだと、アメリカの小説家 ワシントン・アーヴィングは述べています。
そもそも願望を持つことが凡人なのだと言うのです。
願望と目的は何が違うのか?
願望は、先述したように、「将来、こうなったらいいなあ」という自分の思いです。
まだゴールが見えておらず、ぼんやりしたままの状態で、それが叶うかどうかはまだわかりません。
目的は、「将来はこうなる」という決意の表れであり、既にゴールが決まっています。
そして、ゴールがはっきりと見えており、そのために何をすべきか、行動も明確に決まっている状況です。
つまり、何を達成するのかが既に決まっていて、あとはそれに向かって行動するのみの状態が目的と言えるのです。
例えば、試験に合格することについて、「願望」なのか「目的」なのかの分かれ目を考えれば、とてもわかりやすいと思います。
願望であれば、「合格できたらいいなあ」と思っているだけなので、明確な決意もなく、ただそれを願っているだけの状況です。
努力しているかどうかも不明ですし、合格できるかどうかわかりません。
しかし、試験に合格するのを「目的」としている場合には、合格するために何をするべきか、明確に決まっているので、それに向かって努力していることは明白です。
つまり、合格を目的にしている人は、もう既に合格するのが決まっているようなものなのです。
皆様もこれまでの人生で、数々の試験を受けて合格してきたと思いますが、皆、合格することを目的にして努力してきたはずです。
単に、願望だけでは合格できるはずがないのです。
願望を持つことが決して悪いことではありませんが、本当に思いを達成させるためには、願望ではなく目的を持って行動することが重要になることだけは意識しておいてください。
SDGsは、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、単なる願望ではなく、目的を持って行動することが大切なのは言うまでもありません。
「こうなったらいいなあ」と思うだけで、その思いが叶うはずがないのです。
目標に向かって、目的を持って、具体的な行動を続けてこそ、目標達成が果たせるのは至極当然のことです。
SDGsの活動においても、目的を持って、日々行動を継続していくことが大切になるんですね。
