幸せとは方角である。場所ではない。
by シドニー・J・ハリス
あなたは今、幸せですか? それとも不幸ですか?
タイトルの言葉は、アメリカのジャーナリスト シドニー・J・ハリスの言葉です。
幸せとは、場所ではなく方角なのだと述べた深いメッセージですね。
幸せとは何か?
私たち人間にとって永遠のテーマですね。
自分は今、幸せかどうかを誰かに聞かれたとき、私たちは今いる場所や、置かれている状況、立場などを思って答えることが多いと思われます。
自分が今、不幸だと感じているとすれば、今いる場所や状況が不幸な状態にあるのだと思い込んでいるのです。
アメリカのジャーナリストのシドニー・J・ハリスは、幸せとは、今の状況、場所を表しているのではなく、どの方向へ進もうとしているのか、どこを見ているのかによって思いが違ってくるのだと述べています。
もしも、今いる場所や状況が良くないところだとしても、未来の見通しが明るければ幸せな気持ちになれるはずですし、反対に、今いる場所が快適だとしても、未来が不安要素でいっぱいであれば、不幸な気持ちになってしまうと述べているのです。
私たちは、たとえ今の場所や状況が悪いところだとしても、明るい方向を向いているのか、暗い方向を見ているのかによって、幸せの感じ方が異なってしまうのです。
私たちが不幸だなと感じているときは、今の状況や場所が悪いからだと思い込んでしまいがちですが、自分がどの方角を見ているかによって、幸せの感じ方が決まってしまうのです。
もしもあなたが今、不幸だと感じているのでしたら、今、自分がどの方向を見ているのかを見つめ直してみてください。
見る方角を少し変えるだけで、あなたの気持ち自体が大きく変わるかもしれませんよ。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動は、過去および現代における人間の過ちを少しでも改善して、幸福へと導いていく活動と言えるわけですが、今の状況をあるべき方角へと導いていく行動とも言えます。
たとえ今、悪い状況にあるとしても、それをあるべき方角へと導いていく。
そのために、何が良いことで何が悪いのかを見極め、私たちに何ができるのか、何をするべきかを考えながら行動を続けていくことが大事なのです。
世界中の人々が、幸せになるために、良い方向へと進んでいけるように、私たちにできることを精一杯実践していきたいものですね。