幸福とは問題がない状態を言うのではありません。幸福とは問題に対処する能力を言うのです。
by スティーブ・マラボリ
あなたは、幸福だと感じていますか?
見出しの言葉は、アメリカの作家 スティーブ・マラボリの言葉です。
幸福とは、問題がない状態を言うのではなく、問題に対処できる能力を持っていることだと述べた深いメッセージですね。
皆様は幸福とはどういうことか、幸福な人とはどういう人なのか、考えてみたことはありますか?
また、自分自身を幸福だと思って、生きているでしょうか?
幸福とは、何も問題や悩みがない人だと考える人もいるかもしれませんが、よくよく考えてみると、何一つ問題がなく、悩み一つない人なんて存在するでしょうか?
人はそれぞれ、何らかの問題や悩みを抱えながらも懸命に生きています。
おそらく何ひとつ問題がない人、悩みがない人なんてほとんどいないはずです。
仮に、何ひとつ問題を抱えていない人、悩みもない人がいたとしても、そんな人が果たして幸福だといえるのか、甚だ疑問です。
人は何らかの問題、悩みがあるはずです。
例えば、仕事上の問題、身体上の問題、人間関係の問題など、何かしらの問題や悩みを抱えながら、生きているのです。
それらの問題や悩みをどうやって改善しようか、少しでも和らげることができないかを考えながら、葛藤しながら毎日を過ごしているのです。
そして、一つの問題が解決したとしても、また新たな課題が生まれてきて、同じようにどうやって改善しようかと葛藤しながら生きていくのが人生と言えるわけです。
それこそが生きる張り合いであり、生き甲斐とも言えるのです。
そういう生き方ができることこそ、幸福と言えるのかもしれません。
問題や悩みを抱え、それを解決しようとしなければ、事態は悪化していき、不幸な状態と言えるのかもしれませんが、それをどうやって解決していこうかと考えながら生きていくのは人生の醍醐味でもありますし、面白さとも言えます。
生きる張り合いにもなるということにつながっていくということなのです。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動は、世界的な課題を解決していこうとする活動なので、まさに問題に対処する能力を発揮する場とも言えます。
したがって、SDGsの活動は、私たち人間が幸福を追求するための行動とも言えるわけです。
もしもSDGsの目標が全て達成されれば、私たちは皆、幸福になれるのです。
そんなふうに意識しながら活動できれば、私たちもモチベーションが上がり、活発に活動できるのではないでしょうか。