世界に安定したものなど何もない。騒ぎだけがいつもある。
by ジョン・キーツ
あなたは、安定、安心を求めてはいませんか?
タイトルの言葉は、イギリスのロマン主義の詩人 ジョン・キーツの言葉です。
世界には安定したものなど何もないと断言した深いメッセージですね。
私たちの住んでいる地球、この世界に果たして安定、安心できる場所はあるのか、究極のテーマですね。
世界においては、どこかで紛争やテロが頻発していますし、貧困や食糧難で苦しんでいる人々が数多く存在していることは間違いありません。
また、暴力ではなくとも、経済的な争いや誹謗中傷の数々、人を見下したり蔑んだりする人々が数多く存在していることも事実です。
また、地球温暖化の影響により、ゲリラ豪雨や大雪、反対に極端な旱魃(かんばつ)や高温などにより、生態系にも大きく影響し、農作物や水産物にもかなりの悪影響が出ているのが実情です。
日本も例外ではなく、毎年どこかで大きな地震に見舞われて被害が出ておりますし、台風や大雨、大雪などの被害も毎年出ているわけで、安心して暮らせる場所なんてどこにもありません。
程度の差こそあれ、世界の中で安心、安全な場所など、どこにもないのかもしれませんね。
人々が平穏に、共存共栄で皆が協力し、助け合いながら暮らしていけるような社会は、世界のどこへ行っても存在しないのかもしれません。
本当に嘆かわしいですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの17の目標は、世界における安定しない、安全ではない状況を少しでも改善しようとするグローバルな目標とも言えるわけですが、目標達成には程遠い現実であると言わざるを得ません。
地球温暖化対策だけをみても、海面水温の上昇が下がる傾向は全く見られず、毎年当たり前のように上がる一方です。
また、貧困や飢餓、人権侵害もなくなるどころか、ますますひどくなっているような気がするのは筆者一人ではないはずです。
世界のどこかで紛争やテロは頻発していますし、経済格差が解消される見込みも全くありません。
こんな現状を見ると、未来の見通しは暗く、憂鬱になってしまいますが、私たちは悲観的になって何もしないわけにはいかないのです。
社会を少しでも良くしよう、自分たちに何ができるだろうと考え、具体的な行動を起こすことが重要なのです。
今、私たちは問われているのです。
持続可能な社会にするにはどうすれば良いのかを。
