幸せの第一条件のひとつは、人間と自然との繋がりが破壊されていないことである。
by レフ・トルストイ
あなたは自然を大切にしていますか?
タイトルの言葉は、「戦争と平和」、「イワンの馬鹿」などで知られるロシアの小説家 レフ・トルストイの言葉です。
人が幸せであることの条件の一つは、人間と自然とのつながりが破壊されていないことだと述べた深いメッセージですね。
私たち人間は、地球という大きな自然の中で生きています。
人間だけではありません。すべての動物、植物たちは、地球という自然の中で命を育んでいることは紛れもない事実です。
日光、大気、水などがなければ、我々生物は生きていくことができませんし、自然のありがたさに感謝しながら生きていくことが大切な心構えと言えます。
ところが最近の人間の行動はどうでしょうか?
森林を破壊したり、海を埋め立てたりして、大きな街や工場を建設しているのです。
自然を大切にするどころか、自然を破壊し、資源を無駄遣いしているのです。
また、ゴミや有害物質を平気で発生させて、大気や水を汚しているのは、紛れもなく人間の行動の現れです。
自然を破壊する活動をしているのは、他の生物ではなく、人間だけだという事実に目をつぶることはできません。
自然だけではありません。
人間は戦争やテロを引き起こし、人間の作った建物などの人工物まで、平気で破壊し、命を奪う行動までやっているのです。
こんな愚かな生き物が他にいるでしょうか?
自然の恩恵を深く受けているにもかかわらず、自然に感謝するどころか、破壊行為をしている現状を、あなたはどう思いますか?
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの目標には、人間が自然を破壊している現状を危惧し、それを改善しようとする目標もたくさん掲げられています。
また、SDGsの目標には、貧困や飢餓、健康や福祉、教育など、一見すると自然との繋がりと無関係のように感じられるものも含まれていますが、これらの問題も、人間と自然との関係が希薄になり、大切にしない意識が生み出した問題だとも言えるわけです。
つまり、SDGsの17の目標全てが、人間と自然とのつながりを大切にすべきことを意味しているとも言えます。
自然を大切にすることの意味を、今一度考え直してみたいものですね。