トリックを使わない者は前進しない。
by メキシコのことわざ
あなたは、他の人と同じような行動をしていませんか?
タイトルの言葉は、メキシコに伝わることわざです。
トリックなんて使わずに、みんなと同じことばかりしている人は前進することはできないのだと述べた深いメッセージですね。
メキシコには、「トリックを使わない者は前進しない」ということわざがあります。
「トリック」とは、「悪巧み」とか「だます手段」などと訳され、あまり良い印象を持たない言葉だと思われますが、もちろん、人をだましたり、犯罪を犯すことを推奨しているわけではありません。
この場合の「トリック」とは、人とは違う考え方や行動を起こすことを指します。
つまり、みんなと同じ考えや行動では、人は前進しないのだと述べているのです。
自分がもしも大勢の人たちと同じような行動をしていたとしたら、自分が他の人よりも目立つ存在になれないことは誰もが想像できることと思います。
他の人よりも一歩前へ出たいとか、成長したいと考えているのでしたら、他の人と同じ行動をしていたのではダメだということになります。
他の人よりも長い時間やってみるとか、他の人よりも異なる方法でやってみるなど、いわゆる他の人とは違う「トリック」を使うということです。
この場合のトリックとは、「成長するための自分だけのたくらみ」とでも言えるでしょう。
いつまでも他の人と同じような行動を続けていたとしたら、無難な生き方はできるかもしれませんが、他の人よりも抜きん出て、成長したり能力アップすることはできないはずです。
「自分は他の人とは違う」とか「自分はもっと成長したい」という気持ちを抱いているのだとしたら、他の人がやらないこと、自分だけしかできないことを探して、やってみるしかないのです。
それこそが「トリック」なのです。
全くトリックも使わず、他の人と同じ行動を続けていても、人は前進することはできません。
目立つ存在、人とは違う生き方をしたければ、「トリック」を考え、具体的にそれを実践する必要があるのです。
そんな生き方がしたい人はぜひ意識してみてください。
SDGsは、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、他の人とは違う「トリック」を使うことがあるかもしれません。
他の人と同じような行動をしていたのでは、地球と人類の未来は、これまでと変わることなく、それどころかますます悪化の一途をたどることになるでしょう。
少しでもより良い社会にするためには、これまでとは違う「トリック」を使って、行動を変える必要があるのです。
「トリック」と言っても、難しいことをする必要はありません。
未来の地球と人類のために、何が必要で、何をするべきかを考えれば、おのずと自分のやるべき行動が見えてくるはずです。
小さなことからコツコツと、未来の地球と人類のことを思いながら、今後も活動を継続していきましょう。
