人間は忘れることによって同じ過ちを繰り返してしまう。悲劇を忘れないでください。

人間は忘れることによって同じ過ちを繰り返してしまう。悲劇を忘れないでください。同じ過ちを繰り返さないでください。
by ナターシャ・グジー

あなたは同じ過ちを繰り返してはいませんか？

見出しの言葉は、ウクライナ出身で日本で活躍している歌手　ナターシャ・グジーさんの言葉です。
ロシアによるウクライナ侵略に伴う悲劇について述べた言葉ですが、「同じ過ちを繰り返さない」というメッセージは、私たちの人生にも通ずる深いメッセージですね。

人類の歴史は戦争の歴史とも言えるわけですが、人間とは本当の愚かな生き物ですね。
戦争は罪もない人間、一般市民を殺害するだけのむごい行為です。
戦争なんて絶対にやってはいけないこと、罪であることをわかっているはずなのに、人間はこんな罪深いことを繰り返してしまうわけです。
これは、同じ過ちを繰り返していることにもなるわけです。

もしも誰かが罪のない人間を殺害した場合、人は当該人間を殺人者と呼び、強く非難します。
戦争は多数の人間を殺害するわけであり、もっと罪が重いはずです。
そんなこともわからない政治の指導者が戦争を起こしている事実に、私たちは目を背けてはいけません。

チャップリンの言葉で、「一人を殺せば悪党で、百万人なら英雄だ」という有名な言葉がありますが、もしもこんなことがまかり通るならば、この世は終わりです。

私たち一般市民は、戦争を起こすなんて大それたことはできませんが、「同じ過ちを繰り返してしまう」ことはあるかもしれません。
他人を誹謗中傷したり、ないがしろにするなど、他人への思いやりに欠ける行動をしてしまう人が少なからずいます。
それが良いことなのか悪いことなのか、わかっているはずなのにそれを繰り返してしまう人もいるわけです。

私たちも、常に「同じ過ちを繰り返さない」という心構えを忘れないように生きていきたいものですね。

SDGsは、２０３０年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。

SDGsの１７の目標は、過去および現代に生きる人類が犯した過ちや罪を改めて、より良い社会を築いていこうとする目標です。
もしもSDGsの行動ができない、しない人がいるとすれば、それは「同じ過ちを繰り返す人」ということになります。
差別や偏見、環境破壊や迫害が繰り返されるような社会が良い社会のはずがなく、それを改善していこうと努めることが私たち人間の使命でもあります。
社会をより良いものにしようという心構えが一部の人間、特に政治の指導者に欠けていることはとても残念であり、道徳心や使命感がない人と言わざるを得ません。

同じ過ちを繰り返すような人間は、愚かな人間です。
私たちも豊かで充実した社会を創るために、何をするべきかを見極めながら、賢明な人間にならなくてはいけないのです。