私は少しも恐れるところがない。私はこの世界に何事かをなさんがために生まれてきたのだ。
by野口英世
あなたは、この世界で自分のなすべきことに懸命に取り組んでいますか?
タイトルの言葉は、黄熱病などの感染症の研究で知られる細菌学者 野口英世の名言です。
大きな功績を上げた偉大な人物の力強いメッセージですね。
「私はこの世界に何事かをなさんがために生まれてきたのだ。」
偉大な功績を残した野口英世の述べた勇気の出るような力強い言葉ですね。
しかし、よくよく考えてみてください。
「この世に何事かをなさんがために生まれてきた」のは、野口英世のような偉大なる人物に限ったことでしょうか?
このことは、世界中で生きている全ての人に言えることではないでしょうか?
人間がこの世に生まれてくるということは、何事かをなすためというのはごく当たり前のことです。
私たちは、子供の頃から勉強をします。
勉強は何のためにするのかというと、将来、生きていく力を身につけるためです。
そして、成長して大人になれば、何らかの仕事に就きます。
仕事をするということは、何事かをなすことにつながるというわけです。
仕事だけではなく、子育てをすることも、人に親切にしてあげることも、友人との付き合いも全て社会貢献であり、何事かをなすこととつながっているというわけです。
私たち人間が生きているということは、誰かの役に立っている、誰かを幸せにすることとつながっており、社会貢献をしていることと同義なのです。
日々の日常生活そのものが社会貢献だという意識を持ちながら、これからも自分のできること、使命を果たしていきたいものです。
SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの17の目標は、全てが社会貢献につながる活動であり、その行動実践は、「何事かをなさんがため」の活動であることは間違いありません。
「何事かをなさんがため」という意識を持ち続けていれば、私たちは挫折することなく、目標達成に向けての行動が続けられるかもしれません。
たとえSDGsの目標達成を果たせなくても、行動実践を継続したその経験は決して無駄にはならず、その人の血となり肉となって成長しているはずです。
社会貢献という意識を常に忘れずに、SDGsの行動を続けていきたいものです。