見返りを求めようとすると、どうしても苦しくなる。周りが信用できなくなる。
by 松山千春
あなたは、親切や恩に対して、相手からの見返りを求めてはいませんか?
タイトルの言葉は、シンガーソングライター 松山千春氏の言葉です。
見返りを求めようと思うから、人間は苦しくなるのだと述べた深いメッセージですね。
私たち人は、誰かに親切にしてあげたり、手助けをしてあげることがありますよね。
誰かが困っている姿を見ると、つい助けてあげようとする人が、世の中にはたくさんいます。
誰かに親切にしてあげる行為、助けてあげようとする行為はとても素晴らしく、尊い行為ですが、決して相手からの見返りを求めるようなことはしないでください。
「これだけのことをしてあげたんだから、いつか私を助けてくれるだろう」とか、「これだけのことをしてあげたんだから、きっと何かお返しをしてくれるだろう」と相手からの見返りを期待するようなことは、決してしてはいけません。
人によっては、お金やモノをもらうことを期待している人もいるかもしれませんし、組織の中の人であれば、出世を期待する人もいるかもしれません。
しかし、相手からの見返りなんて、決して求めてはいけないのです。
なぜなら、自分の行為に対して、相手がどう思っているのかなんて、わからないからです。
相手は、あなたの行為に対してありがたいという気持ちはあったとしても、それほど深い感謝の気持ちはないかもしれませんし、もしかしたら迷惑だと思っているかもしれません。
他の人から、もっと親切にされたかもしれません。
たとえ、相手から感謝の気持ちを感じられなかったとしても、相手に腹を立てるようなことはしないでください。
それに、見返りを期待していることが相手に見透かされてしまえば、あなたの信用は一気に落ちてしまいます。
親切とは、相手のためを思っての行為であって、自分の損得のためにする行為ではないはずです。
それを忘れて、見返りを求めるというのは、人として卑しいと言わざるを得ません。
私たちは、ただ純粋に、相手が困っているから親切にするのです。
自分の利益のためではありませんよね。
そのことだけは決して忘れないようにしてください。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動においては、当然のことながら誰かからの見返りを求めてはいけません。
私たちは、未来の地球と人類のために、少しでも良い社会になるようにと、活動をしているわけです。
活動することによって、誰かを喜ばせること、幸せになることにつながることは、もちろんあるわけですが、その人からの見返りを求めるなんて、もってのほかです。
見返りを求めることがあるとすれば、SDGsの概念、本質を忘れてしまい、自分の利益のためだけに行動している卑しい人間ということになってしまうのです。
私たちは、ただ純粋に、未来の地球と人類のために、活動しているのです。
そのことだけは決して忘れずに、今後もSDGsの活動を続けていきましょう。