平凡なことを毎日平凡な気持ちで実行することが、すなわち非凡なのである。
by アンドレ・ジッド
あなたは平凡なことをおろそかにしていませんか?
タイトルの言葉は、フランスの小説家 アンドレ・ジッドの言葉です。
平凡なことを毎日実行することこそが非凡なのだと述べた深いメッセージですね。
世の中には、成功者とか偉人と呼ばれるような、非凡な才能を持っている人がいるわけですが、そんな彼らは生まれつき特別な才能がある人だとか、相当の努力を重ねてきたのだと思われがちです。
したがって、私たち凡人には到底計り知れない高い能力を持っており、近寄りがたい人なのだと思ってしまいます。
しかし、そんな非凡な人も、実はごくごく普通の人であって、私たち凡人と比べても、たいして違いはなく、同じような生活、仕事ぶりをしていることが多いのも事実です。
私たち凡人と少し違う点があるとすれば、平凡だと思えることを、コツコツと、真面目に毎日やり続けることができるという点かもしれません。
コツコツと真面目にやるなんて至極当然のことと思うかもしれませんが、案外、私たちはこんな当たり前のことができていないことが多いのです。
当初のやり始めた頃は、真面目に実行できていたとしても、数ヶ月、数年と時間が過ぎれば、少し手を抜いてしまったり、サボってしまうこともあるわけです。
例えば、スポーツ選手は毎日練習を重ねるわけですが、ときには基本的なトレーニングを省いてしまったり、日によってはサボってしまうこともあるわけです。
初心を忘れずに、やるべきことを毎日コツコツと実践することは案外難しいのです。
それを忘れずに、毎日続けられた人が、スポーツで良い成績を取れるような成功者になれるというわけです。
毎日平凡なことを平凡な気持ちで毎日実行するというのは、実は平凡なことではなく、とても非凡で才能があるということになるのです。
毎日続けることの大切さを改めて考えてみたいものですね。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をしている人は世界中にたくさんいるわけですが、誰もやっていないことや特別なことを実行しているわけではありません。
日々の生活の中で、自分にできることを実行しているに過ぎません。
例えば、電気や水の節約をしたり、ゴミの分別をすることだけでもSDGsの活動と言えますし、人権ということを少し考えてみるだけでも、SDGsと言えるわけです。
こんな平凡なことを毎日続けることが、とても大切な心構えであり、非凡だと言えるわけです。
なぜなら、毎日SDGsを意識しながら生活している人は、世界の中でもやはり少数派だからです。
私たちも、平凡なことを毎日実践できるよう、意識しながら活動を続けていきたいものですね。