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自分たちのできることをし、ダメなら撤退という割り切った心構えが経営者には不可欠

自分たちのできることをして、それでもダメなら撤退という割り切った心構えが経営者には不可欠。
by 鈴木修

あなたは自分のできる精一杯のことをしていますか?

見出しの言葉は、自動車メーカー スズキの社長を務めた鈴木修氏の名言です。
自分のできることを精一杯やってみて、それでもダメなら辞めるという心構えが必要だと述べた経営者らしい深い名言ですね。

鈴木修氏は、自動車メーカーの社長として積極的に海外進出をしたことで知られていますが、当時はインドやハンガリーと言った、他のメーカーがあまり進出しないような国々にも積極的に進出して、成功しました。
これらの国に進出することは一つの大きな賭けであり、成功するかどうかは、やってみないとわかりません。
日本の常識が通用するかどうかも予想できず、先行き不透明で手探りの状況で海外進出を図ったものと思われます。
しかし、自分たちのできることを精一杯やってみて、もしもそれでもダメなら撤退するという大きな覚悟を持ったからこそ、成功できたのではないでしょうか?

これは経営者に限らず、私たち一人ひとりの心構えとして、常に覚えておきたいことです。
自分のできることは精一杯努力する。そして、それでもダメなら辞める勇気を持つ。
すぐに諦めて辞めてしまうのではなく、自分のできることは精一杯やってみるということが最も重要なことです。
それでもダメなら辞める決断をしても、おそらく後悔することはないはずです。
もしも後悔する辞め方であれば、それは一生懸命さが足りなかったのかもしれません。

どんなに努力しても不可能、無理なことって世の中には必ず存在します。
それを続けるよりも、辞める決断をするほうが、よほど勇気の要る判断かもしれません。
まずは自分のできることを精一杯やり、それでもダメなら辞める決断をするということを常に意識しておきましょう。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsは、目標達成のために一生懸命に努力するという心構えが必要です。
目標設定当初には、それを達成するために意欲を持って活動を始めることと思います。

しかし、活動を続けているうちに、困難な壁にぶつかり、思いどおりに進まなかったり、想定外の出来事が起きたりして、目標達成が果たせなくなる可能性もありえます。
そんなときは、それをやめて、別の目標に変える決断をすることも必要になるかもしれません。

一生懸命に取り組んできて、辞める決断をすることはとても勇気の要ることかもしれませんが、自分のできることを精一杯やってきたのですから、後悔はないはずです。
後悔のない決断であれば、辞める決断をすることは間違った判断ではありません。

一生懸命やっても無理なことを無理だと見定めることも、私たちには必要な行動です。
常に意識しておきたいものです。

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