人を採点していたら、人を愛する時間がなくなってしまう。
by マザー・テレサ
あなたは、人の評価ばかりに時間を割いてはいませんか?
タイトルの言葉は、カトリック教会の修道女 マザー・テレサの言葉です。
私たちは、人を評価したり、色眼鏡で見てしまいがちですが、そんなことをしていたら人を愛する時間がなくなってしまうと述べた深いメッセージですね。
私たちの周りにはたくさんの人がいるわけですが、人を自分の価値観で判断してしまいがちになります。
人に点数をつけて採点するような人はあまりいないと思いますが、「この人は好き、この人は嫌い」と自分なりの評価をつけて、人を見てしまうことはよくあります。
例えば、会社の人事担当者であれば、その人の日頃の仕事の取り組み状況とか、営業成績等で人ぞれぞれに点数をつけることがあると思いますが、その評価が本当に正しいかどうかは誰にもわからないのです。
人の評価というのは、自分と気が合うかどうかや、好みかどうかなどで決めてしまうことが多く、人ぞれぞれの評価が異なり、明確な判断基準なんて、あってないようなものだからです。
とはいっても、人事の担当者はそれが仕事なので、仕方のないことかもしれません。
しかし、私たちが日常生活の中で、人を自分なりの基準で評価したり、好き嫌いを決めたりするのは、よくないかもしれません。
なぜなら、自分にとって本当に必要な人かどうか、愛すべき人かどうかなんて、その人と深く付き合わなければわかりませんし、一つの行動だけで決めつけてしまうことは、あまりにももったいない行為と言えるからです。
人にはそれぞれ長所は必ずあるものですし、人を色眼鏡で見たり、固定観念や思い込みで人を判断しない方が賢明な生き方と言えます。
もしかしたら、あなたが嫌いだとか、苦手なタイプと思っていた人が、あなたの人生を大きく変えるような重要な人物かもしれませんよ。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をしていると、共に活動している人の中に、「この人とは合わないな」とか「この人は苦手だな」と思える人がいるかもしれませんが、そんなことは気にせずに、一緒に活動を続けてみるようにしてください。
当初は合わないと思っていた人も、長く付き合ってみると意外と気が合う人だったり、好きになれる場合もあると思います。
人を最初の印象や色眼鏡で判断せずに、客観的に冷静な目で見ながら付き合うように心がけてください。
もしかしたら、その人が活動を通じて、大きな影響を与えてくれる人かもしれないのですから。