ことわざ

過ちて改めざる是を過ちと謂う。by孔子「論語」の言葉

過ちて改めざる是を過ちと謂う。
(あやまちてあらためざる、これをあやまちという)
by孔子「論語」の言葉

あなたは、同じ過ちを繰り返してはいませんか?

タイトルの言葉は、古代中国の書物、孔子の「論語」の中に書かれている言葉の一節です。
この言葉は、「人はだれでも過ちを犯すものであり、それを改めれば取り返すことができる。しかし、改めようとしなければ、過ちは過ちのままであり、これこそが真の過ちである。」という意味の人生の教訓です。
つまり、同じ過ちを何度も繰り返す人間は、愚かだという意味です。

私たちは、生きていればいろんな失敗や過ちを犯してしまうことがあります。
この世に完璧な人なんていないので、過ちを犯してしまうことは、人間として仕方のないことです。
しかし、もしもそれを繰り返してしまうとすれば、それはやはり改めなければなりません。

もし、過ちによって他人に迷惑をかけたのなら、誠実に謝罪するとともに、もう二度と同じ過ちをしないと心に誓うのです。
もしも同じ過ちを繰り返す人がいるとすれば、本人はそれを過ちと思っていないのかもしれません。
もしくは、悪いことだと思っていたとしても、大したことではないと軽んじているのかもしれません。
いずれにしても、過ちを繰り返すような人間は、周囲の人々から尊敬や信頼をされるはずがありません。
人は、同じ過ちを繰り返さないという心構えを持つことが大切なのです。

SDGsは、2030年に向かって、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsに掲げられている目標は、過去および現代の人間が犯した過ちを改めようという目標であり、まさに今回の名言がぴったりと当てはまります。
目標達成が実現するかどうかは、過ちを改めるかどうかと同義になるわけです。
もしも目標達成できなければ、同じ過ちを繰り返す愚かな人間ということです。
私たちの世代に課せられた大きな責任として、必ず達成するという心構えを持ち続け、行動を実践していきましょう。

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