一所懸命に説得すればするほど人は説得されまいと拒絶しようとする。
by マーク・ゴールストン
あなたは、必死になって相手を説得しようとしていませんか?
タイトルの言葉は、アメリカの精神科医で作家のマーク・ゴールストンの名言です。
人の行動には、必ず理由、意味があります。それは善悪に関わらずです。
自分の意図とは異なる行動を相手がしたとき、人は相手を説教しようとします。「あなたのその行動は間違っている」と。
しかし、相手を説得しても、相手を納得させることはできないのです。
どんなに厳しい言葉で説得しても、どんなに理路整然と説得しても無駄なのです。
なぜなら、相手の行動には、必ずそれをした意味、理由があるからです。
それでは、どうすればよいのか? 答えは簡単です。
説得するのをやめることです。
こんな答えでは身も蓋もありませんが、真実なので仕方ありません。
あなたにできることはただ一つです。
「私はあなたの行動は間違っていると思うよ」と理由を添えて自分の思いを伝えるしかありません。
相手がそれをどう受け取るかは、相手の課題です。
相手がその行動を改善するのかしないのか、もう相手の心に委ねられるのです。
これからは、一生懸命説教するのはやめましょう。
相手が拒絶反応を示すだけなのです。