名言集

勝つことは人を止める。負けることは人を進める。by 金子成人著「武蔵」より

勝つことは人を止める。負けることは人を進める。
by 金子成人著「武蔵」より

あなたは勝ったときに満足して歩みを止めていませんか? 負けたときにあきらめていませんか?

タイトルの言葉は、脚本家 金子成人氏のドラマ「武蔵」の中のセリフの一節です。
人が勝負に勝ったとき、負けたときの心のありようについて述べた深いメッセージですね。

人は、スポーツの世界においても、ビジネスの世界においても、誰かと勝負しなければならないことがあります。
そして、勝ち負けが決まることがあるわけです。

もしも勝負に勝ったとき、当然のことながら私たちは喜びにあふれ、嬉しい気持ちになります。
そして勝ったことに満足し、その後の努力、歩みを止めてしまうことが多いものです。

もしも勝負に負けたとき、当然のことながら私たちは悔しくて、落ち込んでしまいます。
そして負けたことで心が奮い立ち、「次こそは」と情熱を燃やし、努力を続けていけるものです。

このことは、「勝負」だけに限らず、成功、失敗にも同じことが言えるかもしれません。
物事に成功すれば、成功したことそのものに満足し、それ以上、努力したり、進歩しようとは思わない人がほとんどです。
物事に失敗すれば、悔しい気持ちになり、次に「どうすればうまくいくのか?」と考え、それ以上の努力や進歩を積み重ねていこうという気持ちになれるものです。

つまり、この世の中、勝つこと、成功することが全てではありません。
勝っても負けても、その後の歩みを止めてはならないのです。
人間は心が満足すると、それ以上は努力しようとは思わないものです。
したがって、たとえ勝ったり、成功できたとしても、「もっと上達できるのではないか?」と考え、それ以上の努力や進歩を目指すという心構えを忘れてはならないのです。

SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が定めている世界共通の行動目標です。

SDGsの活動においては、うまくいかないことや失敗することが多々あることと思います。
SDGsは、未来の地球と人類のために、より良い社会を築いて、改善していこうとする目標なので、容易に実現できるものではありません。
そのため、うまくいかないことや失敗はつきものです。

失敗することは、前述のとおり、人が前進するためのエネルギーにもなりますし、「どうすればうまくいくのか」と考えるきっかけを与えてくれます。
失敗することは決してダメなことではなく、歩みを止めてしまう、あきらめてしまうことがダメなのです。

また、思い通りにうまく行ったとしても、そこで満足して歩みを止めてしまってはいけません。それを継続し、より上を目指すという気持ちを忘れてはなりません。

心構えとして忘れずに、今後も活動を続けていきましょう。

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