マイナスと思っているものがプラスになったり、これはプラスと思っていたものがマイナスになったりするのが人生。
by 佐藤愛子
あなたは、つらい出来事に遭ったとき、ひどく落ち込んではいませんか?
見出しの言葉は、小説家の佐藤愛子氏の言葉です。
自分にとってプラスだと思っている出来事が結局はマイナスな出来事になってしまったり、その逆もあったりするのが人生だと述べた深いメッセージですね。
私たちの人生、生きていればいろんな出来事が起きたり、自分が行った行動が良い結果になったり、悪い結果になったりしますよね。
そして、それは自分にとってプラスだと思える結果や出来事であったりすることもあれば、マイナスだと思えることもあるわけです。
例えば、自分が希望する仕事に就職できたことは自分にとってはプラスの出来事だと感じるわけですが、その会社がひどいブラック企業で、その結果、自分が病気になってしまい、結局はマイナスの結果になってしまうことがあり得ます。
また、大学受験に失敗してしまうことは自分にとってマイナスの出来事ですが、その結果、新たな道を見つけることができ、人生が大きく転換することもあり得るわけです。
つまり、自分ではプラスのことだと思っていたことがマイナスになったり、マイナスだと思っていたことがプラスになることは、人生ではよくあることなのです。
しかし、よくよく考えてみると、プラスだとかマイナスだとか思うのは、自分の勝手な気持ちであって、出来事そのものにプラスもマイナスもないのです。
もっと言えば、失敗とか成功ということも、自分の都合で判断しているだけであって、出来事そのものに失敗も成功もないのかもしれません。
したがって、自分の思いどおりにならなかったからといって、ひどく落ち込んだり、悲しむ必要などないのです。
世の中が、すべて自分の思いどおりに動くなんてことはないのです。
雨が降ることや風が吹くことを、自分の思いどおりに出来ないのと同じで、自分の都合でプラスだとかマイナスだとか決めつけて生きるのはナンセンスなのです。
そのことを常に意識しながら生きていきましょう。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために、国連が発表している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、自分にとってプラスだとかマイナスだとかを判断して行動するのはやめてください。
世の中は自分でコントロールできないこともたくさんあるわけで、自分の思いどおりにならないからといって、途中であきらめてしまったり、やめてしまうようなことのないようにしてください。
自然現象や他人の行動は私たちがコントロールできることではありません。
自分の思いどおりにならないからといって、感情的になったり、あきらめてしまうなんて全くのナンセンスです。
自分の思いどおりにならないからこそ、人生は楽しく、面白いのです。
世の中全てが、自分の思いどおりになったとしたら、こんなつまらないことはないのです。
たとえ自分にとって不都合な出来事があったとしても、心折れることのないよう、明るく前向きに、できれば楽しみながら生きていきましょう。