ことわざ

窮すれば通ず(きゅうすればつうず)by中国の易経

窮すれば通ず
(きゅうすればつうず)
by中国の易経

あなたは、困難にぶつかったとき、どんな行動をしていますか?

タイトルの言葉は、中国の易経の中の「窮すれば即ち変ず、変ずれば即ち通ず、通ずれば即ち久し」の一文が由来のことわざです。
意味は、「事態が行き詰まって困りきると、思いがけない活路が開けてくるものである」ということです。

私たちは、人生の中でとても困難な状況に追い込まれてしまうことがあります。
自分ではどうすればよいのかわからずに、身動きが取れなくなってしまったり、困り果てて助けを求めようとしたりして、もがき苦しんでしまうことが何度かあるものです。

私たちは、困難な状況に陥ってしまったとき、その状況を打開するために、思わぬ知恵が浮かんだり、思いがけないほどの力を発揮できることがあるのです。
「火事場の馬鹿力」ということわざもあるように、人間は必死になると、大きな力が出ることがあり、振り返って「あのとき、なぜあんなことができたのだろう」と思うこともあるのです。

人間は、困難な状況に遭ったときこそ、変われるチャンスとも言えます。
人間は子供から大人になるにつれて成長していき、能力が高まり、できることが増えていくわけですが、それは困難なことを乗り超えてきた証とも言えるわけです。
「ピンチこそチャンス」
常に心得ておきたい意識ですね。

SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの目標設定や行動を実践している人は、世界中でまだまだ少数派ですが、それは世界中の人々が、行き詰まっているほどの困難な状況だと認識していないからかもしれません。
人間は、もしも自分の身に危険が迫ってくれば、何とか回避しようと動き出すはずですが、「私が行動しなくても構わない」とか、「誰かが何とかしてくれる」と思っていれば、人間は積極的に動こうとはしません。
つまり、他人事だと思っていれば、人間は動かないのです。

地球と人類の未来の窮地を自分事としてとらえる意識があれば、SDGsの行動を始めるきっかけになるのかもしれません。

地球の環境問題や人権侵害は、今もまだ根強く続いており、このままでは地球も人類も破滅への道に突き進んでしまいます。

世界中の人々が地球と人類の問題を自分事としてとらえ、SDGsのことも少しずつでも意識してもらいたいものです。

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