形見や写真にすがり、思い出に生きるのは幻想だ。夢の中で差し出された食べ物と同じで栄養にならない。そこにはいかなる成長も再生も望めない。
byアン・モロー・リンドバーグ
あなたは過去の思い出にしがみついてばかりいませんか?
見出しの言葉は、アメリカの飛行家で文筆家でもあるアン・モロー・リンドバーグの名言です。
同じく飛行家のチャールズ・リンドバーグの妻としても知られています。
過去の思い出に浸ることの無意味さを述べた深い名言ですね。
私たち人は、過去の記憶を思い出したり、浸ったりすることがよくあります。
自分にとって良い思い出はもちろん、悪い思い出もときどき思い出しては、「あの頃は良かったなあ」とか「あの頃はつらかったなあ」などと思い出に浸ることがあるものです。
しかし、リンドバーグは、過去の思い出にすがりつくなんて無意味だと断言しています。
過去の思い出には、「成長も再生も望めない」と断言しているのです。
過去は言うまでもなく、過ぎ去った出来事であり、二度と戻ることはできません。
「あの頃は良かったなあ」と思い出に浸ったとしても、今の自分や未来の行動には何の役にも立たないわけです。
かつてできたことも今はできるとは限りませんし、過去の失敗を今、悔やんでも仕方がないのです。
過去の自分が今の自分を創り上げたことは間違いありませんが、過去の思い出にしがみついていても、未来の行動には何の役にも立たないのです。
なぜなら、未来の行動は、今の自分の心がけ次第で変えることができるからです。
過去に事故を起こした経験を持つ人が、二度と車を運転しないと決意するのと同じで、過去の出来事に影響を受けすぎてしまうのは、未来の自分にとってはナンセンスなのです。
心得ておきましょう。
SDGsは、2030年に向けて、理想的でより良い世界を創り出すための世界共通の行動目標です。
SDGsの行動こそ、過去にしがみつくのは全くの無意味です。
SDGsは、過去の人類の過ちや失敗を改善して、より良い世界を創り出していこうという目標なので、過去にこだわってしまうのはかえってマイナスです。
未来を見据えて、今、自分は何をすべきか、何ができるのかを真剣に考えて目標を設定し、行動を実践、継続していきましょう。