「必要だから」と興味のないことを我慢して学ぶより自分の興味のあることを独学で学んだほうがずっと知識やスキルが身につきます。
by 野口悠紀雄
あなたは今、何を学んでいますか?
見出しの言葉は、一橋大学名誉教授などを歴任した経済学者 野口悠紀雄先生の言葉です。
必要だから学ぶのではなく、興味のあることを学んだ方が、自分にとって知識やスキルが身につくのだと述べた深いメッセージですね。
私たち人は、子供の頃から勉強してきましたし、大人になってからも知識や技術を習得するために学び続けてきました。
学ぶことは、自分の人生のために必要だということで学んでいる人が多いことと思いますが、経済学者の野口悠紀雄先生は、必要だからという理由ではなく、興味のあることを学んだ方が、ずっと自分の身につくはずだと述べています。
仕事のため、自分の将来のために学ぶことがもちろん悪いことではないのですが、もしもその学びが自分にとって興味がなく、我慢しながら勉強しているのだとしたら、考え直した方が良いかもしれません。
なぜなら、苦手なことや嫌いなことを無理して、我慢しながら勉強したとしても、人生は楽しくありませんし、効率も悪いはずです。
歴史の好きな人であれば、歴史に関する本を読んだり、調査研究している時間はとても楽しく、時間が経つのも忘れて没頭できるはずです。
しかし、苦手な数学の勉強を無理しながら、我慢しながら学ぼうとすると、憂鬱になって、勉強もはかどらないでしょう。
人間は興味のないことや、苦手なことを長く続けるなんて、苦痛以外の何物でもないのです。
人間は自分にとって得意なこと、好きなことに没頭することが大切な時間です。
人生はあなたが思っているほど長くはないのです。
自分が興味のあること、好きなことを一生懸命にやることで、知識が増え、スキルも高まっていくわけで、それこそが豊かで充実した生き方と言えるのです。
SDGsは、2030年に向けて、持続可能な社会の実現を目指し、理想的でより良い世界を創り出すために国連が提唱している世界共通の行動目標です。
SDGsの活動をする際にも、自分が得意なことや興味のあることについて、行動するように心がけてください。
自分にとって興味関心のないことや苦手なことを実行する必要なんて全くないのです。
そんなことをしても楽しくありませんし、長続きすることもできないでしょう。
人間にはそれぞれ向き不向きがありますし、適性があるわけで、苦手なことをあえてやる必要は全くないのです。
SDGsの活動に限らず、私たちは自分の好きなこと、興味のあることに多くの時間を使い、人生を有意義に過ごすことが大切なのですから。